ヤマモモの摘果(摘花)による隔年結果防止技術

[要約]
ヤマモモ隔年結果防止のため摘果の効果、摘花剤の検討を行った。5月中旬の摘果では隔年結果是正には効果がみられなかった。パクロブトラゾールフロアブル剤の4月散布で 摘花効果があり、隔年結果是正に有望であった。
高知県農業技術センター果樹試験場・常緑果樹科
[連絡先]0888-44-1120
[部会名]果樹
[専門]栽培
[対象]果樹類
[分類]研究

[背景・ねらい]

ヤマモモは隔年結果性が強く、栽培上の大きな問題点となっている。そのため、摘果(花)による隔年結果の是正の検討と、摘果(花)を省力的に行うことが可能な摘花剤の検討を行った。

[成果の内容・特徴]
  1. 5月中旬に側枝別全摘果、亜主枝別全摘果処理を行ったが、次年度の着果量は無処理枝と差がみられなかった。(表1
  2. 摘花剤としてパクロブトラゾールフロアブル剤を検討したところ、収穫75日前(4月15日)の430ppm散布でははぼ全摘果状態になり、収穫60目前(4月30日)では間引き摘果の効果がみられた。また、新梢の伸長抑制効果がみられ、散布時期が早いはど伸長量が抑制された。次年度の着花は無散布よりもすぐれ、隔年結果防止の摘花剤として有望である。(表2
[成果の活用面・留意点]
  1. パクロブトラゾールフロアブル剤は緑化木のヤマモモには使用可能であるが、果樹としてのヤマモモには登録がないため、現在、登録拡大申請中。

 [その他]
 
研究課題名:ヤマモモの着果安定技術の確立
予算区分  :国補(地域重要)
研究期間  :平成2年~平成6年
研究担当者:田中満稔、谷岡英明、青木俊和、武内聖史、浅川
優子
発表論文等:なし
 
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