- [成果の内容・特徴]
- 薬剤付着量調査では、ナシ・カキともにすべての付着紙が有効付着量(程度5)以上であり、これはSSや手散布と同等以上である(図1、図2)。
- 病虫害の被害程度はナシではSSと同程度である。カキにおいても病害についてはSS
や手散布と差がないが、下部(地上60㎝)で虫害果が若干みられた。このため、ノズル回動式スプレーヤー(表1)の下部にノズルを追加した結果、下部の付着程度が向上した。(表2、表3、図3)。
- クローラ式を採用し旋回半径が小さく走行性が高いため、小規模園地や緩傾斜地果樹園でも使用可能である。また、降雨直後のようなすべりやすい条件下でも容易に走行できる。
- 送風機がないためSSに比べて騒音が小さい。騒音公害が心配される都市近郊のナシ産地などへの導入に適している。
- [成果の活用面・留意点]
- 小規模園地や傾斜地など、SSが利用できなかった園地への導入が可能である。
- 傾斜地での走行は傾斜度15度未満とする。
- 樹種や樹高などによってノズルの機類を変えて到達距離や拡散度を調節する必要がある。
[その他]
研究課題名:果樹用無気噴霧防除機による防除効果試験
予算区分 :委託試験
研究期間 :平成7年度(単年度)
研究担当者:村上來、小池明、佐尾山祥史、福田雅仁、平瀬早苗
発表論文等:なし
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