蚕の1~3齢人工飼料育における無加湿齢中一回給餌法

[要約]
蚕の1~3齢人工飼料育における齢中1回給餌は、無加湿と給餌量の減量により可能であり、飼育作業の省力化を図ることができる。
   愛媛県農業試験場・蚕業支場・研究指導室
    [連絡先]0893-25-3039
    [部会名]蚕糸
    [専門]飼育管理
    [対象]蚕 
    [分類]普及

[背景・ねらい]

稚蚕人工飼料官における齢中一回給餌法は、飼育作業の省力化を主な目的とし、特定の人工飼料に対応した技術として、一部の県で普及している。
そこで、別種の人工飼料が普及している県においても齢中一回給餌を可能にするため、齢中一回給餌法による省力1~3齢人工飼料育技術を検討した。

[成果の内容・特徴]
  1. 無加温齢中一回給餌法は、防乾紙の上から蚕座の四隅にフラットバーを置いて蚕座を密閉し、飼料乾燥を防止することにより可能である。
  2. 慣行(加湿齢中二回給餌法)に比べ、飼育作業時間(1箱当たり)が17%削減され、給餌量も約10%滅量できる(表1)。
  3. 慣行に比ベ、4齢起蚕率、化蛹歩合が向上し(表2)、繰糸成績も優れる(表3)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 蚕座の被覆が不完全であると、人工飼料が乾燥するので、防乾紙の上から、蚕座の四隅にフラットバー(鉄棒)を置き、蚕座の密閉に配慮する。

 [その他]
 
研究課題名:1~3齢人工銅料育における齢中一回給餌法
予算区分:県単
研究期間:平成7年度
研究担当者:清水篤、神徳興甫
発表論文等:なし
 
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