ハウスニラの定植時期、育苗様式、栽培様式および株養成期間

[要約]
 
品種は‘スーパーグリーンベルト’とし、播種時期は2月、定植は5月とする。播種量を0.6リットル(500粒/㎡)、播種法は条播することにより生産力の高い2本分げつ苗が得られる。定植時の植え付け本数を8本程度とし、定植後の株養成期間を慣行よりやや長い120~150日にすることで良質のニラの生産が可能になる。
高知県農業技術センター・作物園芸部・施設野菜科
[連絡先]0888-63-4918
[部会名]野菜・花き・茶(野菜)
[専門]栽培
[対象]葉菜類
[分類]普及

[背景・ねらい]

ハウスニラは、約140haで栽培されており、本県基幹品目のひとつとして定着している。しかし、12~2月の低温短日期を経て、長期間(10~5月)収穫を続けるため、2月以降の収量低下、葉幅が狭くなるなどの品質低下が指摘されていた。
そこで、品種、育苗、栽培様式、株養成期間と生育、収量、品質について検討し、高品質安定生産技術を確立する。

[成果の内容・特徴]
  1. 品種は‘スーパーグリーンベルト’とする(図1)。
  2. 播種量を0.6リットル/10a(500粒/㎡)で、播種法は条播とする(図2図3図4)。
  3. 播種時期は2月、定植は5月とする(図1)。
  4. 生産力の高い2本分げつ苗を用い、植え付け本数は1株当たり8本程度とする(図5)。
  5. 栽植様式は、うね幅220cm、5条植えとし、条間30cm、株間25~30cmとする(図5)。
  6. 定植後の株養成期間は、120~150日とする(図6)。
[成果の活用面・留意点]
  1. ‘スーパーグリーンベルト’は5月定植で、収量・品質が最も安定生する生態的特性を持っている。
  2. その他の肥培管理は慣行に準ずる。

 [その他]
 
研究課題名:ニラの栽培に関する研究
予算区分:県単
研究期間:平成8年(平成2年~7年)
研究担当者:榎本哲也、前田幸二、小松秀雄
発表論文等:園芸学会中四国支部研究発表要旨第33号
        高知の農林業新技術 №16
 
目次へ戻る