蚕の4齢人工飼料育におけるペレット人工飼料の評価

[要約]
 
現行のペレット人工飼料は、湯練り人工飼料と比較し、飼育試験において発育経過が遅延し、化蛹歩合も低下する。
愛媛県農業試験場蚕業支場・研究指導室・育蚕品質班
[連絡先]0893-25-3039
[部会名]蚕糸
[専門]飼育管理
[対象]蚕
[分類]研究

[背景・ねらい]

飼育作業の省力化、蚕作の安定など、人工飼料育のメリットを充分に発揮させるためには、人工飼料育による飼育齢期の拡大が望まれている。
人工飼料育齢期の拡大を可能とするためには、簡易調製人工飼料等による飼料コストの低減が前提条件となるため、現行のペレット人工飼料、湯練り人工飼料による4齢蚕の飼育試験を行った。

[成果の内容・特徴]
  1. 蚕品種間で成績の顕著な差は、認められなかった(表123)。
  2. ペレツト人工飼料は、湯練り人工飼料と比較して、4・5齢の発育の経過が長く、不揃いで、化蛹歩合が低下し、繭重も軽い傾向が認められた(表2)。
  3. 繰糸成績は、どの試験区についても特に問題は認められなかった(表3)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 湯練り人工飼料は、4齢蚕の実用的飼育に十分に供することができるが、現行のペレット人工飼料は、蚕座での飼料の乾燥が著しく、今のところ飼育成績でも劣る。

 [その他]
 
研究課題名:簡易調製人工飼料による蚕飼育技術に関する試験
予算区分:県単
研究期間:平成8年
研究担当者:清水篤、神徳興甫
 
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