アスパラガスハウス開口部外縁への白色不織布敷設によるネギアザミウマの飛来抑制

[要約]
グリーンアスパラガスの側面開放ハウスにおいて、開口部の外縁に1mまたば2m幅の白色不織布を敷設することにより、ネギアザミウマのハウスへの飛来量を60~65%程度削減できる。
香川県農業試験場・病害虫担当  
[連絡先]087-889-1121
[部会名]生産環境(病害虫)
[専門]作物虫害
[対象]葉菜類
[分類]指導

[背景・ねらい]

香川県のグリーンアスパラガス栽培地帯では、春から秋にかけてハウス側面を開放するため、ネギアザミウマか飛来し、若茎を食害することにより、品質低下の原因となっている。また、本種に対する登録薬剤かなく、防除に苦慮している。
そこで、ハウスへの本種の飛来量を減少させることを目的に、ハウス開口部外縁への白色不織布(ポリエチレンフラッシュスパン不織布)敷設の効果を検討する。

[成果の内容・特徴]
  1. グリーンアスパラガスハウスの開口部外縁に2m幅の自色不織布を敷設すると、白色不織布からの高さに関係なく、ハウスへ飛来するネギアザミウマの虫数を65%削減させることができる(表1)。
  2. アスパラガスハウスの開口部外縁に1m幅の同資材を敷設すると、白色不織布からの高さが高くなるにしたがって効果は低下するが、ハウスへ飛来するネギアザミウマの虫数を平均で60削減させることかできる(表2)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 本資材の敷設には、すでに作物に寄生しているネギアザミウマの密度を下げる効果はないので、敷設はネギアザミウマの飛来開始前(3月中下旬)に行う。
  2. ハウス開口部外縁の余地に応じて、色不織布の幅を1m~2mの範囲で選択する。
  3. 本資材の敷設には、雑草抑制効果もある。

 [その他]
 
研究課題名:グリーンアスパラガスの高品質・安定生産技術開発
予算区分:県単
研究期間:平成9年度(平成8~12年)
研究担当者:三浦靖、松本英治、十河和博
発表論文等:
 
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