トルコギキョウのセル成型苗の効率的生産培地
[要約]
トルコギキョウ
の
セル成型苗用育苗培地
にバーミキュライト、ピートモス、バークアッシュ等の混合培地(A培地)を用いると
発芽率
が高く、藻類の発生が少ない。1穴1粒播きした場合、約60日間の育苗で90%程度の定植可能な苗を得ることができる。
徳島県立農業試験場池田分場・園芸科 [連絡先]0877-62-0800 [部会名]野菜・花き・茶(花き)、傾斜地農業 [専門]栽培 [対象]花き類 [分類]普及
[背景・ねらい]
トルコギキョウは種子が微紬で育苗日数か長いため、発芽までの水管理や温度管理、さらに定植可能な苗に仕上げるまでの肥培管理などに技術を要する。そこで、市販されている育苗培地を用い、育苗管理が簡単で効率的な苗生産が可能な培地を選定する。
[成果の内容・特徴]
A培地を用いると
発芽率か高い。播種後1カ月目にはほとんどの苗で子葉か展開しており、苗揃いが良好である(
表1
)。
転び苗か少ない。藻類は培地表面の所々に薄く発生する程度である(
表1
)。
播種後2カ月目の成苗率が高く、1穴1粒播きした場合約90%の定植可能な苗が得られる(
表2
、
図1
)。
本葉や根の生育は他の培地と比べやや劣るが、地上部と地下部のバランスは良好である(
表2
、
図1
)
。
[成果の活用面・留意点]
効率的な苗生産によって種苗費や育苗資材費か軽減され、低コスト化か図られる。
播種後は底面給水を行い、培地表面の乾燥防止を図るため不織布でトレイを覆い、子葉展開後除去する。
高温期の育苗では遮光や強制換気など、低温期の育苗では保温や加温を行い、昼温25~27℃、夜温12~15℃程度を目標に温度管理を行う。
トレイは、底穴から一次根が露出し始める頃までに樽木や金網の上に置き、露出による根痛みを防止する。
第2節位葉が出葉し始めた頃から1週間に2回程度液肥を与える。
[その他]
研究課題名:カンキツ園の改植と園地改造による省力機械生産体系の確立
予算区分:地域基幹
研究期間:平成9年度(平成6~10年)
研究担当者:高木和彦
発表論文等:なし
目次へ戻る