露地葉ねぎの機械移植栽培技術
[要約]
全自動移植機
を利用した
葉ねぎ
栽培の育苗は、セルトレイへの播種粒数を10~15粒とし、トレイを地床直置きとして、
育苗日数
は移植時期別に40~65日を目安とする。定植は
うね上幅
100㎝で、夏期では
株間
を9.3㎝、その他の時期では7.3㎝程度とする。
高知県農業技術センター・作物園芸部・露地野菜科 [連絡先]0888-63-4918 [部会名]野菜・花き・茶(野菜) [専門]栽培 [対象]葉茎菜類 [分類]普及
[背景・ねらい]
本県における葉ねぎ栽培では育苗・移植に比較的多くの労力を要するため、作業時間の短縮や作業姿勢の改善を図るため移植機械利用か試みられてきた。そこで、全自動移植機の利用を前提とした育苗方法、栽植様式を検討し、機械移植栽培技術を確立する。
[成果の内容・特徴]
育苗は地床直置き育苗とする(
図1)
。
育苗日数は移植時期別に次の日数を目安とする。夏期は40日、冬期は63日、春から初夏は46日、秋から初冬は50~60日(
図1
)。
播種粒数はセルトレイ1穴当たり10~15粒程度とする(
図2
)
。
本圃ば数回耕うんして土塊をなるべく小さくする(
図3
)。うね上面は幅100㎝を確 保できるようにうね立てする(
表1
)。
株間は6月前後の移植では9.3㎝程度、その他の移植では7.3㎝程度とする(
表1
)。植付けの深度は砕土状態が悪い場合には深植えとする(
図3
)。
[成果の活用面・留意点]
本技術は全自動移植機(型式:OP-41 MR社、448穴トレイ)に適用する。
育苗中の苗の倒伏は欠株を生しるので、草丈が15~採算ベースで考慮すると、移植機・播種機の導入に当たっては約52a(年3作)以上の作付け面積か必要である。20㎝程度に達したら10㎝程度に剪葉する。
移植前には、擬固剤処理により、根鉢を固化する。
採算ベースで考慮すると、移植機・播種機の導入に当たっては約52a(年3作)以上の作付け面積か必要である。
[その他]
研究課題名:
ブロッコリー、育ネギの省カ生産技行の確立
予算区分:県単
研究期間:
平成9年度(平成6~8年)
研究担当者:
細川卓也、島村泰秀
発表論文等:
露地葉ネギの機械移植栽培法、高知農技セ研報、7号、1998
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