中山間地域における白ねぎの夏どり栽培技術
[要約]
中山間地域における
白ねぎ
の
夏どり栽培
では、
播種時期
は10月中旬とし、3月下旬から4月上旬に定植する。定植後、土入れ2回と土寄せ3回を行った後、8月に収穫できる。
品種
は‘夏扇一木’または‘吉蔵’とする。
高知県農業技術センター山間試験場・山地園芸科 [連絡先]0887-72-0058 [部会名]野菜・花き・茶部会(野菜) [専門]栽培 [対象]葉茎菜類 [分類]普及
[背景・ねらい]
高知県のねぎ栽培は、青ねぎおよび小ねぎ中心に行われている。白ねぎについては南国市の一部で秋冬どり栽培が行われているが、夏どり栽培はまったく行われていない。しかし、白ねぎの需要と単価は比較的安定しており、特に夏期には高単価で推移している。そこで、中山間地域に適合する白ねぎの夏どり栽培技術を確立する。
[成果の内容・特徴]
品種は‘夏扇一本’または‘吉蔵’とする(
表1
)。
播種は、露地に10月中旬に行う(
表2
、
表3
)。
育苗方法は、厳寒期にタフベルをトンネル被覆する(
表2
)。
定植は、草丈40㎝程度に生育した3月下旬から4月上旬に行う(
表3
)。
栽植密度は、畦幅100㎝、株間3㎝とする(
表4
)。
収穫は、土入れ2回と土寄せ3回を行った後、8月に行う(
表3
)。
[成果の活用面・留意点]
苗の植溝は、深さ15㎝、幅20㎝とし、溝の片側の壁に真っ直ぐに立てて定植した。
耕土の浅い圃場では、畦幅を広くとる。または、土入れ2回を行った後、土寄せの代わりにねぎ軟白用の遮光フイルムを用いて軟白を行う。
適用範囲は、県内中山間地域とするが、播種時期をやや遅らせることにより県内平坦地にも適用できる。
[その他]
研究課題名:
中山満地域に適合する白ねぎ栽培技術の確立
予算区分:県単
研究期間:
平成9年度(平成7~8年)
研究担当者:
正木雅和
発表論文等:
高知の農林業新技術 №17
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