マップサーバによるGISデータ検索・表示システム
[要約]
ネットワーク
のURL技術を使って、
マップサーバ
に取り込んだ
土地図形
および
土地属性
を
表示検索
するシステムを開発した。マップサーバでは検索者側から指定した範囲のマップファイルおよび土地の検索条件に適合する
データベース
を返送する役割を担い、土地条件検索を行うCold Fusionアプリケーションを開発した。
四国農業試験場・企画連絡室・研究技術情報科 [連絡先]0877-62-0800 [部会名]傾斜地農業 [専門]情報処理 [対象]- [分類]普及
[背景・ねらい]
ネットワークのURL技術を使って、サーバ上においた地図情報およびデータベースを呼び出し、表示あるいは検索等の手法が開発されており、医療、通信、インフラ管理等の多分野で活用されている。そこでこれらの手法を応用し、農地の情報を検索・表示するシステムを開発し、農地利用計画および作業受委託管理を支援する。
[成果の内容・特徴]
マップサーバの構築において使用したアプリケーションはAutodesk MapGuide Serverであり、地図ファイル形式は取り込みにDXF形式、検索表示にSDF形式およびMWF形式を使用した。
検索者はHTML Map表示エリアで地図範囲の指定、およびHTML検索フォームにより土地条件検索の入力指定を行う。指定された地図の範囲および検索条件を受け取ったマップサーバはCold Fusionアプリケーションによる条件検索を行いデータベースから検索結果呼び出し、地図表示を行う。
本システムでは地図上の指定範囲による土地条件(地番、農家番号、世帯主氏名、字、現況、所有者氏名)の集計、さらに土地条件(字、所有者氏名、現況)の組み合わせによるデータベース検索および該当する土地の地図表示を行うことが可能である。例えば、住所が「五反田」で土地利用が「田」の全てレコードを検索・表示した結果を図として示した。地図上でハイライトされた部分が該当する全区画である。
具体的データ
[成果の活用面・留意点]
開発された表示検索システムは農業改良普及センター、JA等で農地作物の集計や作業受委託管理に活用でき、自治体では各種台帳および修正地籍図等の管理にも応用できる。
検索者側でインターネットを介して地図情報を表示検索するにはビューワー(Viewer) と呼ばれるソフトをあらかじめホームページからダウンロードしておく必要がある。
インターネット上で稼働するシステムであるから、ログインおよびパスワード管理、ユーザのデータベースアクセス権等のセキュリティー、データベース更新等のサーバ管理が必要である。また「測地成果2000」により国内の座標系が近年中に変更されるので、新座標系への変換が必要である。
[その他]
研究課題名:農業基盤資源マップデータベースおよび地図情報ネットワークの構築手法の開発
予算区分 :一般別枠(増殖情報ベース)
研究期間 :平成10年度(平9~14年)
研究担当者:藤田晴啓・畑中健一郎・西原勝雄・外山隆夫
発表論文等:地籍データのGIS化とWebサーバによる検索 GIS懇談会講演資料、平成10年11月28日、九州大学工学部
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