砂質土壌園の作業道設置にかかる土壌流亡防止策
- [要約]
- 砂質土壌園に幅約1.2mの作業道を設置する場合、土壌流亡防止のため、コンクリート舗装し、盛土側は古タイヤを敷きつめ、切土側はテストピースを積み上げる。設置後は、車幅1mのクローラ式運搬車が利用でき、運搬作業が軽労働となる。
愛媛県立果樹試験場・栽培育種室
[連絡先] 089-977-2100
[部会名] 傾斜地農業
[専門] 栽培
[対象] 果樹類
[分類] 普及
- [背景・ねらい]
- 砂質土壌園に作業道を設置すると降水による土壌流亡が多く、作業道設置の障害となっている。このため、低コストで簡易な土壌流亡防止方法を検討する。
- [成果の内容と特徴]
- 盛土面は、古タイヤを敷き詰めコンクリート舗装する方法が、簡易で安価に設置できる(表1)。
- 切土面は、テストピースを積み上げる方法が安価に設置でき、土壌の流亡が防止できる(表1、写真1)。
- 運搬作業は車幅約1mのクローラ式運搬車利用により、抱え運搬に比べ作業時間と移動距離が短縮され、作業負担が軽減する(表2)。
- [成果の活用面・留意点]
- 砂質土壌の傾斜地園に適応できる。傾斜が険しい園地は等高線状に作業道を設置し、コンクリート舗装する。さらに、長い作業道は数カ所に排水溝を設けるか、作業道に傾斜をつけ排水溝として利用する。
- [その他]
- 研究課題名:カンキツ園の改植と園地改造による省力機械生産体系の確立
予算区分:地域基幹農業技術体系化促進研究
研究期間:平成9~10年度
研究担当者:藤原文孝、加美豊、井上久雄
発表論文等:なし
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