レタスビックベイン病に対するアシベンゾラルSメチル剤とアゾキシストロビン剤の発病抑制効果
- [要約]
- 土壌伝染性病害であるレタスビックベイン病に対して、病害低抗性誘導化合物であるアシベンゾラルSメチル顆粒水和剤1,000ppm液の定植直前苗への散布、並びに殺菌剤であるアゾキシストロビンフロアブル剤200ppmの定植後の㎡当たり3リットル潅注が高い発病抑制効果を示す。
香川県農業試験場・病害虫担当
[連絡先] 087-889-1121
[部会名] 生産環境(病害虫)
[専門] 作物病害
[対象] 葉茎菜類
[分類] 研究
- [背景・ねらい]
- レタスビッグベイン病は土壌伝染性病害であり、登録薬剤として臭化メチルおよびクロールピクリンの土壌くん蒸剤があるものの、露地野菜であるレタスでは効果の安定性など、導入に対し支障が多く対処に苦慮している。そこで、処理か容易でかつ安定した発病抑制効果を示す薬剤の抽出を行う。
[成果の内容・特徴]
- レタスビッグべイン病に対して、定植直前のセルトレイ苗への、病害抵抗性誘導化合物であるアシベンゾラルSメチル顆粒水和剤1,000ppm液の散布が高い発病抑制効果を示す(表1、2)。
- 定植直後の潅水として、アゾキシストロビンフロアブル剤200ppm液を㎡当たり3リットル潅注することで、高い発病抑制効果が得られる(表1)。
[成果の活用面・留意点]
- 両剤の上記処理法によるレタスの薬害については現在検討中である。
- 薬剤ともレタスに農薬登録がなく、現在のところは使用できない。
[その他]
- 研究課題名:臭化メチル代替技術緊急確立事業
予算区分:国補
研究期間:平成10年度(平成10~14年)
研究担当者:森 充隆、十河和博、鐘江保忠
- 発表論文等:平成10年度日本植物病理学会関西部会で発表
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