中山間地域でのソラマメの秋まき栽培
- [要約]
- 中山間地域の秋まきソラマメは、直まき栽培が可能で、排水のよい圃場ではうね立てをしない平地にする。マルチの必要はなく、不織布のベタ掛けで増収する。
愛媛県農業試験場久万試験地
[連絡先] 0892-21-0011
[部会名] 野菜・花き・茶、傾斜地農業
[専門] 栽培
[対象] 豆類
[分類] 指導
- [背景・ねらい]
- 久万地方では、冷涼な気候を活かしたソラマメの春まき栽培が一部普及しているが、収穫量が少ないことや連作できないこと等から栽培面積が伸び悩んでいる。
そこで、秋まきにより生育期間を長くすることで収量の増加を目指すとともに、省力的な栽培方法について検討する。
[成果の内容・特徴]
- 慣行のうね立て・マルチ(シルバーストライプ黒マルチ)・移植栽培では、春まきに比べて秋まきの収穫時期が早まり、収量も多くなる(表1)。
- うねを立てない平地栽培は地温の変動が少なく、裸地でも慣行栽培より最低地温が高く、簡易な不織布のベタ掛けでも地下部の保温効果が高い(表2)。
- 平地・無マルチ・直まき栽培は、不織布のベタ掛け保温により収穫開始が早まり、慣行栽培よりも収量が多くなる(表3)。
[成果の活用面・留意点]
- 平地栽培は、排水のよいところで行う。
- ベタ掛けの被覆資材は、不織布などの軽くて通気性・透光性の優れたものを使用し、気温が上昇したら速やかに除去する。
- 開花時に除草のため、中耕する必要がある。
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- [その他]
- 研究課題名:冷涼な気候を利用した雨よけトマト・ソラマメの省力栽培技術の開発
予算区分:国補(地域基幹)
- 研究期間:平成10年度(平成6年~10年)
研究担当者:中地敏文、角田和利
- 発表論文等:なし
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