ギンナンにおける開花・結実消長

[要約]
 
雌花開花期間中、早い時期に受粉すれば結実率は高く、遅くなれば低下する。また、花粉飛来消長は年により異なる。
高知県農業技術センター山間試験場
[連絡先] 0887-72-0058
[部会名]果樹
[専門]栽培
[対象]果樹類
[分類]指導

[背景・ねらい]

ギンナンの花粉は数kmも拡散するとされているが、風媒花であるため降雨など開花時期の気象によっては、結実が著しく損なわれる。
そこで、着果安定技術の碓立のために、雌花の開花消長と結実率、及び花粉の飛来状況について検討する。

[成果の内容・特徴]
  1. 雌花の開花消長はひと山型であるが、結実率は開花初期に高く、開花率の低下と共に次第に低下し、開花率が40~50%の時期を境に開花率より低くなる(図1)。
  2. 花粉の飛来消長には、年による時期的なズレやパターンの違いがみられる(図2)。
  3. 従って、人工受粉を行う時期は、雌花の開花率が40%以上の早期に実施するのが望ましい。

[成果の活用面・留意点]

  1. 成果は標高400m園地のもので、地域やその年の気象条件により異なってくるので注意する。

 [その他]
 
研究課題名:ギンナン(イチョウ)の生産安定と品質向上技術の確立
予算区分:国補(研究促進)
研究期間:平成11年度(平成6~11年)
研究担当者:山下俊二、伊藤 直、青木俊和
発表論文等:なし
 
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