育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症

[要約]
育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。
愛媛県農業試験場・生産環境室
[連絡先]089-993-2020
[部会名]生産環境(病害虫)
[専門]作物病害
[対象]果菜類
[分類]指導

[背景・ねらい]

2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変し枯死腐敗する株が発生した。そこで、病原菌及びその特性を明らかにする。

[成果の内容・特徴]
  1. 本症状の特徴は、接木部より上2~3cmの茎が褐変し枯死腐敗する。また、枯死 株には下葉の周縁部の褐変も見られる(写真1写真2)。
  2. 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava による病気である(表1)。
  3. 本病原菌は、ナス科の他、キク科、ウリ科、アブラナ科等の作物にも病原性がある(表2)。
[成果の活用面・留意点]
  1. Pseudomonas viridiflava は多犯性細菌であり、発病には多湿などの環境条件が大き く作用するので、育苗中の多湿は避ける。
  2. 地面からの病原菌の跳ね上がりを回避するため、潅水は丁寧に行い、やりすぎに注意する。

 [その他]
 
研究課題名:発生予察事業
予算区分:国補
研究期間:平成12年度
研究担当者:篠﨑毅、松崎幸弘
発表論文等:四国植物防疫研究35:53(講要)
 
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