地中暖房によるアスパラガスの12月どり
[要約]
アスパラガス
は
地中暖房
によって 端境期の
12月
に収穫可能となる。株年生は若く地温の高いほうが 、収穫開始が早く増収する。 また、2年生株の追加立茎は、収穫開始を早め、増収効果となる。
香川県農業試験場 三木分場 [連絡先](087) 898-0004 [部会名]野菜・花き・茶 [専門]栽培 [対象]葉茎菜類 [分類]普及
[背景・ねらい]
国産アスパラガスは、11から12月に大幅減少し端境期となる。このため、市場単価は上昇し、特に年末年始は需要が高く高単価となる。そこで、12月に収穫可能な方法を開発する。
[成果の内容・特徴]
地中暖房は埋設した塩ビ管内を温湯が循環する方式であり、設定温度よりやや高めの地温となる(
図1
、
表1
、
2
)。
地上部茎葉の刈り取り2~7日後に収穫開始が可能で、株年生が若く、地温の高いほうが、収穫開始は早く、増収傾向となる(
表1
、
2
、
図2
)。
2年生株の追加立茎は、収穫開始を早め、増収となる(
表2
)。
12月どりは200g/株以上が可能で、その場合の粗収益は約67万円である(
表3
)。
[成果の活用面・留意点]
試験ハウスは、幅5.4m、長さ30mである。
供試品種は、‘ウエルカム’である。
夏秋芽どり収穫中止による追加立茎で、夏秋芽どりは減収する。
茎葉刈り取りが早く株養成量が少ない上に、12月どりを行うので春芽は大幅に減収する。
[その他]
研究課題名:
グリ-ンアスパラガスの高品質・安定生産新技術開発
予算区分:
県単
研究期間:
平成12年度(平成8年~平成12年度)
研究担当者:
池内隆夫
発表論文等:
なし
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