低温暗黒処理苗を用いたイチゴの露地促成栽培
[要約]
低温暗黒処理
したイチゴ苗を
露地
で栽培することにより、10月下旬~1月上旬頃まで収穫が可能で、果実が硬く糖度の高い
イチゴ
が生産できる。
愛媛県農業試験場 栽培開発室 [連絡先]089-993-2020 [部会名]野菜・花き・茶 [専門]栽培 [対象]果菜類 [分類]普及
[背景・ねらい]
イチゴの促成栽培は、 ハウスで行うのが一般的であるが、露地で栽培できれば施設・資材費がかからず手軽に取り組める。そこで、低温暗黒処理した苗を露地で栽培する方法について検討する。
[成果の内容・特徴]
露地促成栽培用の品種は低温暗黒処理による花芽分化率の高い‘とよのか’および、株当たり収量の高い‘女峰’が適する(
表1
)。
低温暗黒処理は、処理開始時期が早いほど収穫が早まり多収となるが、果実がやや小さくなるため、8月10日ないし15日頃から20日間程度の処理とする(
表2
)。
露地促成栽培では、降雨により果実の腐敗や果皮障害が多く発生するが、雨よけトンネルによりこれらを軽減することができる(
表3
)。
露地促成栽培のイチゴは、ハウス栽培に比べて硬く、糖度が高い(
表4
)。
[成果の活用面・留意点]
冬季温暖な平坦地で活用できるが、収穫期間が限られるため、通常のハウス栽培に比べ収量が少ない。
動物やナメクジによる食害を受けることがある。
[その他]
研究課題名:イチゴ新品種作柄安定化技術開発試験
予算区分:県単
研究期間:平成12年度(平成8年~12年)
研究担当者:福田康彦、大林弘道、角田和利
発表論文等:なし
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