施設ギクの養液土耕栽培における灌液回数

[要約]
施設ギク養液土耕栽培における灌液回数は、根の分布と根量に影響し、1日1回灌液に比較して1日3回灌液において畝内の根の水平分布が均一となり、切り花長のそろいが良好となる。  
香川県農業試験場 小豆分場
[連絡先]0879-75-0033
[部会名]野菜・花き・茶(花き)
[専門]環境保全
[対象]花き類
[分類]指導

[背景・ねらい]

養液土耕栽培における適正な灌液技術を確立する為、1日の灌液回数が根の分布に及ぼす影響を調査すると共に、生育と収量性に及ぼす影響を調査する。

[成果の内容・特徴]
  1. 畝中央に1本の点滴チューブを設置した場合、畝内の根の水平分布は1日の灌液回数によって異なり、1日1回の場合には株の定植位置で多く、点滴チューブ直下の畝中央で少なくなる。しかし、これを3回に分けることで畝中央にも均一に分布し、2度切り栽培では総根量が増加する(図1)。
  2. 切り花本数は1、2番花ともに灌液回数の影響は認められない。しかし、切り花長は1日の灌液回数を3回に分けることで均一になり、長くなる。(表1)。 
[成果の活用面・留意点]
  1. 本県島嶼部畑作地帯に多い花崗岩風化土壌畑に適応可能である。
  2. 栽培時期別の適正灌液量については別途検討が必要である。

 [その他]
 
研究課題名:21世紀に向けた特産キクの新省力栽培技術体系の確立
予算区分:県単
研究期間:平成12年(平成10年~11年)
研究担当者:松本由利子、藤村俊夫、高木真人
発表論文等:なし
 
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