アスパラガスの茎部陥没症(仮称)発生条件の解明と対策
[要約]
春
に
アスパラガス
を
発泡スチロール容器
で輸送すると、市場等で
茎がへこむ障害
が発生することがある。
密閉条件
で
保蔵温度
が15~20℃で発生するが、通気することで障害発生は回避できる。
愛媛県農業試験場・経営流通室 [連絡先]089-993-2020 [部会名]食品 [専門]加工利用 [対象]葉茎菜類 [分類]指導
[背景・ねらい]
アスパラガスの茎部陥没症(仮称)は茎の中央部がへこむ障害で、春に市場等において発生する。そこで、この障害発生の時期や温度、容器内ガスや植物体の品質などを調査し、発生条件を明らかとするとともに、障害発生を回避する方策を検討する。
[成果の内容・特徴]
障害は主に茎の中央部がへこみ、その後褐変するものである(
図1
)。
障害の発生は季節と密接に関係し、3月上旬以降発生しはじめ、4月下旬以降急激に減少する
(図2
)。
障害は春に発泡スチロール容器で輸送されたものに発生し、ダンボール容器では発生しない。障害発生時の容器内炭酸ガス濃度は9~18%である(
表1
)。
障害は、保蔵温度が12.5℃から25℃で発生するが、特に15~20℃で発生が多い
(図3
)。
通気する事により、発泡スチロール容器での障害発生は完全に防止できる
(表2
)。
[成果の活用面・留意点]
障害発生の多い時期は4月上旬から下旬である。4月下旬からは急速に減少するので、4月以外の対策は必要ない。
[その他]
研究課題名:
アスパラガス高品質管理技術
予算区分:
県単
研究期間:
平成12年度(平成9~12年度)
研究担当者:
渡辺久・水口聡
発表論文等:
なし
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