農研機構種苗管理センターは、2019年2月から、不正に販売されている苗などの育成者権の侵害案件に関するDNA分析による品種識別サービスに、「ブドウ」を追加しました。
本サービスでは、巨峰、デラウェア、ピオーネ、シャインマスカット、新品種グロースクローネを含む国内生産量の90%を超えるブドウ24品種(表1)の種苗について、DNA分析を用いた精度の高い品種の識別が可能です。
必要な試料:ブドウの生葉
分析日数:1週間程度
分析費用:¥34,344(税込み)
安芸(あき)クイーン | シャインマスカット | ピオーネ |
キャンベルアーリー | 翠峰(すいほう) | 藤稔(ふじみのり) |
巨峰(きょほう) | スチューベン | ブラックビート |
クイーンニーナ | 赤嶺(せきれい) | ポートランド |
グロースクローネ | 高尾(たかお) | マスカット・オブ・アレキサンドリア |
甲州(こうしゅう) | デラウェア | マスカット・べーリーA |
コンコード | ナイアガラ | ルビーロマン |
サンヴェルデ | ナガノパープル | ロザリオビアンコ |
現在、種苗管理センターでは、ブドウを含め、イチゴ、白いんげんまめ、小豆、いぐさ、茶、おうとう、日本なし、ひまわり、とうもろこし、カーネーション、りんご、パイナップル、ばれいしょの14種を育成者権侵害に対するDNA分析による品種識別の対象植物としています。分析可能な品種など、詳しくは担当者へお問い合わせ下さい。