品種詳細
こがね丸
ばれいしょ「こがね丸」は、フライ加工に適し、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。でん粉価が高く大粒・多収で、曝光によるグリコアルカロイド増加が少ない。
主要特性
- 枯凋期は中晩生で、大粒・多収である。いもの形は楕円で、「ホッカイコガネ」に比べて、でん粉価が高い。
- ジャガイモシストセンチュウに対し抵抗性を持ち、汚染地での栽培では同線虫の密度を低減し、未発生地では汚染の拡大を未然に防ぐ効果がある。
- フライ適性があり、肉質は「ホッカイコガネ」よりやや粉質の中である。
- えぐ味の元であるグリコアルカロイドは光にあたることにより増加するが、「こがね丸」ではその増加が少なく、収穫後の品質維持に優れる。
育成の経過
「こがね丸」は、多収・低グリコアルカロイドの「ムサマル」を母、調理加工適性全般に優れる「十勝こがね」を父とするジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種間の交配集団から育成され、フライ加工に適する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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20108 (2006年8月22日) |
2006年11月17日 | 17448 (2009年2月24日) |
25年 (満了日:2034年2月24日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
ムサマル / 十勝こがね | 北海90号 |