品種詳細

きぬさやか

だいず「きぬさやか (東北151号) 」は晩生の早で中粒、白花で、モザイクウイルスに強い。青臭みの原因であるリポキシゲナーゼと強いえぐ味を呈するグループAアセチルサポニンを欠失し、豆乳や豆腐の加工適性は良好で、豆乳はすっきりした味わいである。

主要特性

  1. 「東北151号」は、青臭みの原因であるリポキシゲナーゼを全て欠失した「刈系508号」を母、強いえぐ味を呈するグループAアセチルサポニン欠失性の「刈交0459F1」 (A-b(F)-A0/スズユタカ) を父として人工交配を行い、以後、選抜・固定を図り、育成した系統である。2004年における世代はF12である。
  2. 成熟期は“晩生の早”で、収量は「スズユタカ」よりやや低収、子実は中粒で外観品質は「スズユタカ」並である。
  3. 子実中の全てのリポキシゲナーゼ (L-1、L-2、L-3) とグループAアセチルサポニンを欠失している。
  4. 豆乳や豆腐加工適性は良好で、豆乳や豆腐は青臭みやえぐ味が少ない。豆乳はすっきりした味わいである。
  5. ダイズモザイクウイルスに強いが、ダイズシストセンチュウには弱い。
  6. 胚軸色が緑で花色は白であり、栽培時に他品種との識別性が高い。

栽培適地

東北南部

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
18656
(2005年8月11日)
2006年3月 7日 16460
(2008年3月13日)
25年
(満了日:2033年3月13日)
交配組み合わせ 旧系統名
刈系508号 x 刈交0459F1 東北151号

品種の利用許諾について