特許詳細

土質貯水構造物の施工方法

課題

堤体を長大化させずに安定性を確保し、しかもメンテナンスを容易にする。

解決手段

第1の工程で、築造された既成の堤体2の上部を所定のレベルL1まで掘削するか、あるいは、設計プランに基づいて築造される予定の堤体2を上部を残し所定のレベルL1の高さで築造を中断した状態とする。次に、第2の工程で、この上部が欠落した堤体2の掘削面(上面) 8に所定の引張強度特性を有するジオグリッド5を敷設する。次に、第3の工程で、堤体2の掘削面8に敷設されたジオグリッド5上に盛り土S1(S2)をする。次に、第4の工程で、遮水性を有する遮水材6を堤体2の盛り土された面に敷設し、この遮水材6をジオグリッド5と接続するようにしている。ジオグリッド5が堤体2の上流側斜面2Aに敷設された後、このジオグリッド5上に透水保護材7を設計洪水水位以下の部位に敷設している。

出願日 出願番号 公開日 公開番号 登録日 登録番号
2006年3月 6日 2006-59817 2007年9月20日 2007-239209 2011年3月11日 4696305
出願人
機構内発明者
毛利栄征、堀俊和、松島健一