プレスリリース
リンゴのトールスピンドルシステムにおける省力・軽労化現地見学会

- 攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 (うち産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立) 「省力型樹形を基盤とする果樹の省力・軽労型生産技術体系の実証」 -

情報公開日:2015年8月 5日 (水曜日)

ポイント

  • 攻めの農林水産業の実現に向けて、革新的技術の現地実証を通じて労働時間を2割以上削減可能な果樹の省力・軽労化技術体系の確立に取り組んでいます。
  • 長野県塩尻市の現地実証圃場において、リンゴのトールスピンドルシステム*と各種作業機械等を活用した省力・軽労型生産技術の取組を紹介します。 *「概要」文末参照

概要

   わが国の果樹栽培は極めて長い労働時間を必要としていますが、担い手の高齢化や後継者不足が進んでいることから、作業の省力化による労働時間の短縮や軽労化による労働負荷の軽減が不可欠となっています。そこで、果樹の樹体ジョイント栽培等の省力栽培に適する樹形と機械等の省力技術を組み合わせて、慣行栽培に比べて労働時間を2割以上削減可能な栽培技術体系を構築するため、農林水産省が措置し農研機構生研センターが実施する「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術展開事業」に取り組んでいます。
  本現地見学会では、生産者、研究機関、普及指導機関等の関係者が一堂に会し、リンゴのトールスピンドルシステムについて作業時間の2割以上の削減をめざし、最新の機械等を利用した新栽培技術体系を検討します。

   報道関係各位におかれましては、本現地見学会にご参加の上、紙面、番組等でご紹介頂ければ幸いです。

*トールスピンドルシステムとは
   わい化栽培の標準である従来のスレンダースピンドル仕立てと比べ、目標樹高を3.0~3.5mと50cm程度高くするトールスピンドル仕立てを用いた栽培法。樹幅が狭いため、10a当たりの栽植本数を300本程度まで増やし、密植栽培することにより、定植3年目で成園化が可能となります。また、樹冠が樹列方向に壁状になることから、作業の機械化が容易になります。

   

開催日時

平成27年9月7日(月曜日) 13時00分~14時30分

開催場所

リンゴトールスピンドルシステム現地実証圃場
   (長野県塩尻市広丘高出)

開催内容

「リンゴのトールスピンドルシステムにおける省力・軽労化現地見学会プログラム」 をご覧ください。

主催

攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(うち産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立) 果樹省力・軽労化コンソーシアム

参集範囲

生産者、生産者団体、行政・普及組織、研究機関、その他本事業に関心を持つ方

募集定員

100名 (先着順)
※同一機関からのお申込みは5名以内とさせて頂きます。

参加費

無料