プレスリリース
九州沖縄農業研究センター成果普及イベントのご案内

- 農業・農村の持続的発展に向けて-九州沖縄農研からの提案- -

情報公開日:2007年12月 4日 (火曜日)

  平成19年4月に策定された21世紀新農政2007では、5つの柱のうちの1つに「地球温暖化対策等の資源・環境対策の推進」を掲げ、「持続的な循環型社会の形成」を目指し、地域の多様な資源の活用の推進や地球環境保全に対する積極的な貢献を行うこととしています。

  地球温暖化対策には、環境負荷軽減のための技術開発(環境持続性)や、高温障害等の温暖化被害を回避・軽減するための技術開発(生産持続性)等、幅広いものがあり、また、地域資源の利活用は資源持続性に関わる技術開発が含まれます。

  九州沖縄農業研究センターでは、これまで、こうした幅広い「持続」のための技術開発を多面的に進めて参りました。

  本イベントでは、こうした多面的かつ多様な「持続」に向けた研究開発により得られた成果をご紹介し、農業・農産の持続的発展にご活用頂けますようご提案いたします。そこでは、九州沖縄農業研究センターだけでなく、当センターと連携する研究機関等の取り組みについてもご紹介いたします。また、当センター開発品種等の研究成果についても併せてご紹介いたします。


詳細情報

  • 日時:
    • 平成19年12月11日(火曜日) 13時00分~16時00分

  • 場所:
    • ロマネスクリゾート菊南 〒861-5513 熊本市鶴羽田町659 Tel:096-344-5600

  • 主催:
    • 九州沖縄農業研究センター

  • 後援:
    • 九州大学、九州東海大学、産業技術総合研究所九州センター、九州農政局、九州経済産業局

  • 内容:
    • 1)基調講演
    • 持続型生産に向けた九州沖縄農業研究センターの研究と主要成果
    • 九州沖縄農業研究センター所長 有原 丈二

    • 2)講演
    • (1)気象変動、温暖化に対抗し品質・収量の安定に貢献する水稲品種「にこまる」
    •    九州沖縄農業研究センター稲育種ユニット長 坂井 真
    • (2)線虫抑制作物を活用した持続型畑輪作技術
    •    九州沖縄農業研究センター畑輪作研究チーム長 安達 克樹
    • (3)九州の地域資源を活用したTMR利用システム
    •    九州沖縄農業研究センターイネ発酵TMR研究チーム長 佐藤 健次
    • 3)パネル展示
    • (1)新品種コーナー
    •   高温条件下でも品質や収量が安定している水稲品種「にこまる」や掘ってすぐでも甘くて美味しいサツマイモ品種「べにはるか」など、最近の開発品種をご紹介します。
    • (2)新技術コーナー
    •   減化学肥料栽培が期待できる「高窒素ペレット堆肥」や汚粒低減を目的に新しく開発した大豆コンバイン受け網など、持続型農業を目指した新しい技術をご紹介します。
    • (3)連携研究コーナー
    •   九州沖縄農業研究センターとの連携により商品化された、または商品化を目指している事例をご紹介します。
  • 参集:
    • 農業団体、生産者、企業、研究機関(独法、県)、大学、行政機関(国、県、市町村)

  • 参加費:
    • 無料