プレスリリース
安全・安心な有機農業をめざして

- 有機物の堆肥化に関するシンポジウム -

情報公開日:2006年11月 6日 (月曜日)

私たちは安全・安心な有機農業に対する消費者の期待に応えるため、堆肥や土壌中の微生物的安全性を評価する方法を開発しました。さらに、充分な発酵熱を加える適切な堆肥化により、生物的にも安全な有機農業が推進できることを明らかにしました。
本シンポジウムは、多様な有機物の利用や有機農業を実践する際のアドバイス等、有識者から最新の知見をご講演いただくとともに、これまでの研究成果を紹介することを目的として開催します。また、研究成果を判りやすくまとめたパンフレットも配布いたします。
なお、本研究は農林水産省の先端技術を活用した農林水産研究高度化事業「堆肥化資材の農耕地での生物的安全性診断手法の開発と有機農業推進地帯での検証」により実施されました。
報道関係者の多数のご参加をお待ちしております。

 


詳細情報

 

 

シンポジウムの概要

開催日時:平成18年11月11日(土曜日) 13時00分~17時00分

開催場所:雲海酒造綾工場会議室(宮崎県綾町酒泉の杜)

テーマ:「安全・安心な有機農業をめざして ~あなたの堆肥は安全ですか~」

参加費:無料  

プログラム

  • 基調講演
    • (1) 「地域の有機質資源を活用した循環型農業確立に向けて」
      神奈川県農業技術センター副所長 藤原 俊六郎 13時15分~14時00分
    • (2) 「魅力ある有機農業を目指して」
    • 宮崎県綾町有機農業実践者 松井 道夫 14時00分~14時45分


    • -休憩&微生物計数装置デモンストレーション(14時45分~15時00分)-

  • 研究担当者からの報告 15時00分~16時30分
    • (1) 事業の目的と課題構成
      (橋本知義・九州沖縄農業研究センター)
      (2) 堆肥の生物的安全性をめぐる国内外の動きについて
      (染谷 孝・佐賀大学)
      (3) 新しい微生物検出手法の開発と安全な堆肥の製造
      (染谷 孝・佐賀大学)
      (4) 圃場管理履歴データベースを利用した堆肥利用の実態
      (西原基樹・宮崎県総合農業試験場)
      (5) 適切な営農管理によるリスク軽減技術の提案
      (横山明敏・宮崎県総合農業試験場)
      (6) 土壌生物相を利用した環境指標作成の可能性
      (橋本知義・九州沖縄農業研究センタ ー)
  • 総合討論 16時30分~17時00分