プレスリリース
南西諸島の活力ある農業をめざして

- 平成16年度九州沖縄地域農林水産業研究成果発表会 -

情報公開日:2004年10月12日 (火曜日)

九州沖縄農業研究センターでは、農林水産省農林水産技術会議事務局及び九州農業試験研究機関協議会とともに標記の成果発表会を開催します。
亜熱帯に位置する南西諸島の農業では、温暖な気象条件を生かしたさとうきびが中心となってきましたが、近年、栽培面積が減少し、農業の新たな方向が模索されています。
本研究成果発表会では、南西諸島に活力ある農業を創造するための新技術の普及をめざします。地力の消耗、土壌の流亡、病害虫の多発など南西諸島における作物栽培や家畜飼養、並びに土地利用基盤技術に係わる最新の研究成果を紹介します。広く一般からの参加をお待ちしています。


詳細情報

【研究成果発表会の概要】

名 称:

平成16年度九州沖縄地域農林水産業研究成果発表会

日 時:

平成16年10月19日(火曜日)10時00分~16時00分

場 所:

沖縄県女性総合センター「てぃるる」ホール

那覇市西3-11-1(Tel:098-866-9090)

テーマ:

地域の独自性を生かした水田利用 -南西諸島における活力ある土地利用型農業の新技術-

参加費:

無料

【研究成果発表会のプログラム】

10時00分~10時30分 開会あいさつ

10時30~11時50分 講演第I部 南西諸島における作目別新技術

(1) 沖縄県における水稲の現状と今後の展開

発表者 沖縄県農業試験場名護支場 呉屋光一

(2) ジャガイモ等畑作物の輪作体系における技術開発の現状と今後の展望

発表者 九州沖縄農業研究センター畑作研究部 持田秀之

(3) 性フェロモンを利用した土壌害虫の防除技術

発表者 沖縄県農業試験場病虫部 新垣則雄

(4) 採草にも放牧にも適した暖地型牧草「トランスバーラ」による肉用牛生産

発表者:沖縄県畜産試験場 守川信夫

13時00分~15時00分 講演第II部 暖地、島しょにおける土地利用基盤技術

(1) 沖縄県における農地からの赤土流出抑制技術

発表者:沖縄県農業試験場化学部 亀谷 茂

(2) 作物栽培における水の有効利用技術

発表者:国際農林水産業研究センター沖縄支所 小沢 聖

(3) オウシマダニ撲滅による肉用牛生産の拡大及び新たなマダニ対策

発表者:沖縄県家畜衛生試験場 大城 守

(4) NIRとGISを利用したさとうきび営農支援情報システムの実用化・定着化

発表者:琉球大農学部教授 上野正実

(5) 沖縄におけるイチゴ3tonどり栽培技術 発表者

九州沖縄農業研究センター野菜花き研究部 荒木陽一

15時00分~15時50分 総合討論

コーディネーター:九州沖縄農業研究センター沖縄農業研究官 宮重俊一