プレスリリース
「新品種で拓く地域農業の未来 ~食農連携の実践モデル~」を刊行

- 新品種の育成と普及のプロセスを分かりやすく解説 -

情報公開日:2014年6月 4日 (水曜日)

ポイント

  • 「新品種で拓く地域農業の未来 ~食農連携の実践モデル~」を刊行しました。
  • 農研機構九州沖縄農業研究センターにて育成された新品種の誕生から普及までの成功プロセスをわかりやすく解説しています。
  • 新品種を活用して6次産業化や農商工連携を効果的に進めるための手引き書としての活用を期待しています。
  • 農研機構の刊行物として関係機関に配布するほか、(株)農林統計出版からも市販されています。

 

  • 農研機構は「新品種で拓く地域農業の未来 ~食農連携の実践モデル~」を3月31日に刊行しました。農研機構の刊行物として関係機関に配布するほか、(株)農林統計出版からも市販されています。
  • 農研機構九州沖縄農業研究センターでは、地域農業の活性化をめざし、様々な作物の新品種を育成しています。その中で顕著な普及を見せた品種に、水稲「にこまる、ミズホチカラ、吟のさと」、サツマイモ「アヤムラサキ、べにはるか」、ダイズ「クロダマル」、ソバ「春のいぶき」、ハトムギ「あきしずく」等があります。
  • これらの品種については、新品種育成後も、育種研究者、栽培研究者、食品機能性研究者、経営マーケティング研究者が密に連携し、九州沖縄農業研究センターの強みを発揮しながら、普及拡大に向けて鋭意取り組んできました。一方で、このような研究成果の最大化を目指す同センターの先駆的な取り組みに、各県や大学等からの注目が集まっており、品種普及のプロセスを検証し、そのノウハウを伝える必要があると考えました。
  • そこで、これらの新品種が誕生し普及したプロセスをわかりやすくまとめるとともに、新品種による地域活性化・新商品開発による市場活性化の過程を広く紹介するため、書籍として出版します。
  • 書籍の内容は別紙のとおりです。