ポイント
- 農研機構は、栽培試験の国際調和を推進するため、オランダの栽培試験実施機関Naktuinbouwとともにガーベラとトマトの特性調査マニュアル(キャリブレーションマニュアル)を作成しました。
- このマニュアルを利用して出願書類を作成することで、日・EU双方でスムーズに出願が受け付けられ、育成者権が取得しやすくなります。
- 本マニュアルは、農研機構ウェブページからダウンロードして活用できます。
概要
農研機構は、栽培試験の国際標準化を推進するため、2017年5月に欧州における主要な栽培試験実施機関であるオランダのNaktuinbouwと連携協定(MOU)を締結しました。 この連携協定(MOU)では、共同で栽培試験の特性調査マニュアルを作成することを目的としており、これまでに、レタス、スイカ、ナス、バラ(切り花)、ダイアンサス、アンスリウムのマニュアルを作成し、公開してきました。
今回作成したガーベラとトマトの特性調査マニュアル(キャリブレーションマニュアル)では、栽培試験の特性調査について、調査のポイントを写真や図でわかりやすく示しており、海外での出願の際に参考にできます。
また、両国の栽培試験結果が調和され、栽培試験結果報告書の相互利用の促進が期待されるほか、東アジア諸国をはじめとする他国の栽培試験にも大変参考となります。
本マニュアルは以下URLからダウンロードできますので、是非ご活用ください。
(URL)http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/ncss/saibaishiken/calibration/index.html
問い合わせ先
担当者 :
農研機構種苗管理センター 試験・検査部栽培試験課 主任調査員 大野 善之
広報担当者 :
同 種苗戦略室 企画チーム 主査 小林 華代子