ポイント
農研機構は、津波災害時や災害に備えた沿岸域の広域的な深層地下水水源調査を短期間で実施可能な調査手法を提案しています。今回、本提案手法のマニュアルを作成しました。
概要
津波災害などにより沿岸農村地域の浅層地下水が塩水化した場合、代替水源を深層地下水に求めることがあります。このような場合に短期間で広い範囲の調査を可能にするため、農研機構では2018年に、電磁波の送受信により地下構造を推定するCSMT電磁探査法1)を応用し、同時に複数点で測定を行う高能率な深層地下水調査法を提案しています。今回、本手法のマニュアルを作成しました。
本マニュアルでは、地下水の利用保全に携わる行政部局の技術者、民間事業者など向けに、本手法の適用範囲、調査計画における留意点、試作システムの操作法および調査事例等について記載しています。本マニュアル(PDF形式)は農研機構のウェブページ(以下リンク先)から無料でダウンロードできます。
CSMT電磁探査法を用いた沿岸域における効率的な深層地下水調査マニュアル
【関連情報】予算:運営費交付金