農研機構技報No.16
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ドローン画像、AI、農研機構メッシュ農業気象データを用いた、スイートコーンの収穫適期を予測する技術の開発。東北地域のタマネギ大規模産地形成を構築するために、ICTによるほ場情報の収集および収集したデータを基にAIを活用した生育・病害診断などを行う遠隔営農支援技術の開発。登熟期の高温条件下でも穂の温度が上がりにくい「高温回避性」のメカニズムを有する品種の開発。深刻化する地球温暖化の中での玄米外観品質の高位安定化に貢献。サツマイモ基腐病の病原菌に潜在感染した種イモを効果的に消毒可能とする、蒸熱処理技術の開発。基腐病をほ場に「持ち込まない」対策として、被害の拡大防止と早期収束に貢献。田植機の無人自動運転操作により、田植えと資材補給、監視を作業者1名で実現する、新しい田植作業システムの開発。NARO Technical Report /No.16/20242農研機構では、農業・食品産業におけるSociety 5.0の実現により目指すべき姿を達成するための研究開発を行い、社会実装に向けた取り組み「社会課題の解決とイノベーションのための研究開発」 スマート生産システムセグメントⅡでは、AIとデータ、ロボティクスを活用するとともに、科学的エビデンスに基づき地域の状況に適合したスマート生産システムの開発と実用化を促進するために、スマートフードチェーンやプラットフォームを形成し、さらに研究成果の広範な社会実装に向けた技術適用研究を推進しています。ドローン画像のAI解析によるスイートコーン収穫適期予測技術北海道農業研究センタータマネギ産地化を促進する遠隔営農支援技術東北農業研究センター水稲品種「にじのきらめき」の暑さ対策中日本農業研究センタースマート放牧・周年親子放牧マニュアル西日本農業研究センター人の目が届きづらい放牧において、放牧地からの脱柵や子牛の成長の管理、発情の確認など、AIやICTを活用して、遠隔で管理するスマート放牧技術の開発。サツマイモ基腐病に対する「蒸熱処理による種イモ消毒技術」九州沖縄農業研究センター水田作のスマート生産システム農業機械研究部門研究成果を社会実装中

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