露wF07:(株)パソナ農援隊(兵庫県淡路市)

実証品目:玉ねぎ、ホウレン草等 | 実証面積:玉ねぎ1.5ha ホウレン草等:7.5a

実証課題名
"有機×スマート"労働力不足を解消するスマートオーガニック・スマートファームの実証
構成員
淡路スマートオーガニックファーム推進協議会
(NTTデータ経営研究所、パソナ農援隊、兵庫県、兵庫県立農業大学校、兵庫県立淡路高校)

背景・課題

有機栽培は付加価値が市場から認められる一方、慣行農法に比べより一層の労働力が必要であり、高齢化等の人材不足の影響を受けやすい農法です。このため、特に手間のかかる条間、畝間、周りの除草や定植期、収穫期の労働軽減を目的としたスマート農業技術の実証を行うことで、淡路島、兵庫県のみならず横展開可能な技術活用方策を検討・実証・発信します。

本プロジェクトへの想い

手間の多さから敬遠されることもある有機栽培。私たちは、そのスマート化により、労働力不足を解消すべく本実証に参加しました。おいしい玉ねぎの生産地の淡路島では、中山間地も多く、一圃場当たりの耕作面積が少ない場所も多く見られます。また、女性や高齢の方など、多くの人が参画できる新たな農のあり方が求められています。
土づくりや日々の管理、収穫時の作業のスマート化を進めていくことで、感染症等による人手不足の解消や農における"働き方改革"をすすめ、兵庫県内そして全国の小・中規模の農場経営で活かせる実証になることができるよう関係機関と連携し、本事業を推進していきます!

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

  • IOTセンサー・営農管理(栽培管理:記録記帳)システムの「OJT実習」と運用を実証します。(大学校、高校)
  • 実証圃場だけでなく、スマート機器を学校等の実習場所へ移動したうえでの除草ロボットの実用性や効果を実証します。(大学校、高校)
  • 課題研究やスマート農業のテーマをつくる(選択制)等多角的にテーマを設定し、実証圃場での「講習会形式」での実証を行います。(大学校、高校)

目標

  • 栽培管理:記録の省力化・効率化により所要時間50%軽減。
  • 雑草防除:従来の刈払機や手作業に対し所要時間50%軽減。
  • 土壌管理:年間100検体を行った際に従来の分析手法に対し、所要時間90%削減。
  • 見回り管理省力化:IOT技術導入によって、所要時間50%軽減。
  • 玉ねぎ定植の機械化:機械導入により、所要時間75%軽減。
  • 潅水:電磁弁付きスプリンクラー機器の導入で50a当たり所要時間75%軽減と、軽労化を検証
  • 重量野菜の収穫・運搬作業への高齢者・女性の参画:パワーアシストスーツの導入により軽労化を図り、参画可能率を30%向上。

実証する技術体系の概要

➀土壌分析とITセンサー ➁自動草刈りロボット ➂アシストスーツ

問い合わせ先

実証代表
(株)NTTデータ経営研究所 ライフ・バリュー・クリエイションユニット

江井 :

増田 :

視察等の受入について
実証状況により要ご相談。申込みは2週間前までにお願いします。
キーワード

遠隔操作草刈機、リモコン草刈機、草刈り機、栽培環境センシング、栽培管理システム、土壌センサ、定植、ホウレンソウ、ほうれんそう