果2G06:大社観光ぶどう園ほか(島根県出雲市)

実証品目: ブドウ | 実証面積: (1)ハウス制御自動化実証圃場65.1a (2)VR 学習システム実証圃場9a

実証課題名
「ハウス環境自動制御による加温栽培ぶどうの栽培・販売体系改善」及び「ぶどう栽培匠の技を次世代に継承するためのVR学習システム開発」の実証
構成員
出雲市農林水産部農業振興課、島根県(東部農林振興センター出雲事務所、農業技術センター)、JAしまね出雲地区本部、農研機構果樹茶業研究部門ブドウ・カキ研究領域、東芝システムテクノロジー( 株)、浅津英雄、伊藤康浩(大社観光ぶどう園)

背景・課題

  • 出雲市は、国内最大級の加温ぶどう栽培の産地だが、栽培面積や栽培者数の減少が続き市場要求に応えきれていない
  • 本地アーチ形ハウスのスマート化の遅れ、栽培・経営データの電子管理化の遅れ
  • 生産コストの高騰による収益性の低下と加温温度不足による収量・品質の低下
  • 失われつつある栽培技術の継承
出雲北山から市内のぶどう産地を望む

本実証プロジェクトにかける想い

近年、若者や女性の就農が増えつつある、当ぶどう産地。ぶどう加温栽培において、従来からの栽培環境を一変させていくスマート農業を普及させることこそが、産地を取り巻く様々な課題の解消につながり、この産地の再生と持続的な発展を実現することになります。
今回の実証プロジェクトでは、後継者を育てる画期的なシステムを構築し、若い業者をどんどん育てます。
「どげでも守ろう出雲ぶどう!!」

目標

  • デラウエア・シャインマスカットの10a 当たりの単収と秀品率を10%アップ、kg 当たり単価を単価6%アップ
  • ぶどうの早期加温栽培における労働時間13%軽減
  • ぶどうの技術継承学習システムの構築により、新規就農者の秀品率30%アップ

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

出雲市農林水産部農業振興課

視察等の受入について
島根県東部農林振興センター出雲事務所 農業普及部出雲地域振興第三課
Tel: 0853-30-5605