JA長崎せいひ ことのうみ柑橘部会(長崎県長与町ほか)

実証テーマ: スマート商流 | 実証品目: 温州ミカン、中晩柑 | 実証面積: 4.4ha

実証課題名
withコロナ対応型地域内新流通の構築とカンキツの計画出荷によるスマートフードチェーンの実証
構成員
長崎県(農林技術開発センター、県央振興局、農政課)、JA長崎せいひ このとうみ柑橘部会、JA長崎せいひ(じげもん長与直売所、長与町農業後継者会)、NECソリューションイノベータ(株)、(株)デンソーウェーブ、NPO法人ドローンエイド、慶應義塾大学、システムファイブ(株)、大青工業(株)、(株)アグリ未来長崎、長与町産業振興課、山口賢剛

背景・課題

実証地区では、カンキツを中心にびわ、いちご等が生産され、卸売市場への出荷に加え、多くの直売所が運営され地域内流通しています。新型コロナ感染症の拡大による社会情勢の変化の影響で農産物の販売環境が変化する中、生産原価をできるだけ抑えた低コスト省力栽培体系を導入するとともに、生産と出荷、販売を連携し、消費動向に即応したカンキツの出荷体制の構築や新しい販売手法が必要となっています。

本実証プロジェクトにかける想い

新型コロナ感染症の拡大は、家庭内需要の増加などの変化を生む一方、農村地域においては、高齢化の進展による買物難民の課題を拡大しています。そこで、RFID(電子タグ)を利用した無人レジや農産物の集荷も行う多機能型移動スーパーを実証し、出荷と販売が連携した農産物の新しい販売手法を確立します。併せて、カンキツ栽培に様々なスマート農業技術を導入することにより、低コスト省力化栽培体系を確立し、生産者の収益と消費者の満足を実現する生産体制を実証します。

目標

  • 販売と農産物の集荷機能を有する多機能型移動スーパーとRFID利用無人レジ直売所を実証し、消費動向をリアルタイムで収集し、活用する流通・販売体制を構築する。
  • 営農指導支援システムやプレ選果、貯蔵システム等の導入により経営体の収益を5%向上する。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

長崎県農林技術開発センター カンキツ研究室長 高見寿隆

視察等の受入について
長崎西彼農業協同組合 南部営農経済センター
Tel: 0957-47-5586