農業生物先端ゲノム研究センター

ゲノムインフォマティックスユニット


総合的なゲノムデータベースの提供

 生命科学系の分析機器の著しい進歩に伴い、非常に大規模なデータが生産されるようになりました。例えば、最新のDNA解読装置を使えば、わずか1週間で1兆文字に相当するような情報を読み解くことが可能です。また、このような生データを解析すると、その量は更に何倍にも何10倍にも膨らみ、一般の研究者が扱うことは容易ではありません。ゲノムインフォマティックスユニットでは、このような大量の生物情報を効率的に処理するためのプログラムを開発し、情報解析を専門としない研究者でも簡単に利用できる研究基盤の構築を行っています。例えばイネの全染色体は3億8000万文字に相当します。この中で遺伝子のように生物学的に意味ある領域を特定しその機能を予測するため、大型コンピュータを駆使してデータを処理し、作物等の育種や素材開発に活用できるようにしています。また、これらの情報を総合的に利用できるデータベースを構築して、研究者が自由に利用できるように提供しています。

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    大型計算機を使って大量のデータを処理します。
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    ゲノムのDNA配列上で遺伝子の位置と機能を明らかにし、データベースを構築して提供します。

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