トップページへ  農業機械の安全装備いろいろ/農用高所作業機   農業機械の各種安全装備をシリーズで解説します。

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農用高所作業機
  【その1】
  【その2】
単軌条運搬機

【 その1 】 安定性
 果樹園などでよく用いられる農用高所作業機にはブーム式(図1)やデッキ式(図2)といったものがあります。農用高所作業機はその名のごとく、高所で作業をするための機械であり、農業機械の中でも特に安定性が求められる機械の1つです。一般的に農用高所作業機では、例えば走行可能な状態では、最も不安定な状態(張り出し板及びアウトリガーのある場合は格納)で最大積載荷重時の静的転倒角(静かに傾けた時に転倒する角度)は、前後左右とも最低15度以上は必要と考えられています(図1、2)。なお、実際に作業される際は、くれぐれも過積載にならないようにしましょう。また、凹凸のある場所や傾斜地での高所作業は大変危険ですのでやめましょう。




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【 その2 】 走行速度
 安定性との関わりが深いものとして走行速度があります。農用高所作業機には高所作業時(ブームやデッキを上昇させた状態)に自走できるものがありますが、高所作業時に高速走行することは、安定性にとっては不利な状態ですので、転倒の可能性が高まり、大変危険です。そこで機械によっては、作業台の高さが地面から2m以上の時には、1km/hを超えて自走できない構造となっています。なお、実際に作業される際は、このような構造の有無に関わらず、できる限り高所作業時の自走は控えるようにしましょう。

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