1.湿害・排水対策

F.暗渠整備

効果的な地下排水を行うためには暗渠が整備されていることが望まれます。暗渠が整備されていない場合、以下の方法を参考に、可能な範囲で整備を検討してください。

①暗渠整備のポイント

a.地域(複数名)で毎年、少しづつ取り組むことが必要です

b.掘削機械を準備しましょう(レンタルできる機械もあります)

c.暗渠管と水閘、疎水材(モモガラなど)を準備しましょう

d.できるだけ乾燥した時期に施工しましょう

②機械ごととの暗渠整備の様子です

a.トレンチャーやバックホーによる施工

秋田県大潟村でのオーガートレンチャによる施工事例

秋の営農作業として生産者が毎年、少しずつ整備して圃場の排水性を確保している事例です。


福岡県小郡でのオーガートレンチャによる施工事例

九州地方でも大豆への転作予定圃場で農家による暗渠整備が行われています。

北海道空知でのバックホーによる施工事例

北海道では、多くの面積で暗渠整備が行われています。農家の方がバックホーを所有して自力施工する場合もあります。

北海道空知でのドレーンレイヤーによる施工事例


b.トラクタ浅層暗渠施工器による施工

宮城県での施工事例

生産者ができる暗渠整備技術の事例です。

トラクタによる浅層暗渠の施工についてはこちらを参考にして下さい。

「トラクタで利用できる浅層暗渠施工器」マニュアル

c.カットドレーンによる無材暗渠

排水路法面や掘削穴からの穿孔(カットドレーン)による施工事例

適する土壌では、営農による排水対策として無材暗渠を生産者が施工できるようになりました。

カットドレーンによる無材暗渠の施工についてはこちらを参考にして下さい。

カットシリーズ施工マニュアルはこちら

カットドレーンの参考動画

d.無材暗渠や暗渠整備時の水閘の設置

暗渠整備やカットドレーンによる整備において、排水路への出口に水閘を設置すると復田時の水管理が可能です。一般的には50mm径程度の資材を使用します。