| 文献資料:カモ類についての文献情報 | ||
| 担当:吉田、最終更新:2003年8月6日 | ||
| ❖ 1 食性 | |
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長野県下の湖沼・河川で採集されたカルガモの食物は、越冬期には湿性草本の種子や稲籾(落ち籾)が主で、水生昆虫や貝類も食べる(羽田1962)。夏季は3個体のサンプルだが、水中の動物質が約60%にのぼった(羽田1962)。栃木県下において1987年5月に有害鳥獣駆除によって射殺されたカルガモ36羽の胃内容物は、乾燥重量で95%が植物質で、稲籾、ウリカワ球根、植物種子等であった。稲籾の認められた個体の割合は44%であった。残り5%の動物質には、カエル幼生、貝、昆虫等が認められ、カエル幼生を検出した個体の割合は33%であった(中村・松岡1988)。北海道ウトナイ湖付近で採集されたカルガモ67個体の胃内容物でも、夏期に動物質が多く、冬期に植物質が多かった。動物質では貝、植物質ではイネ科、タデ科が多く認められた。その他の都府県のサンプル数は少ないが、茨城県、秋田県、島根県の採集個体からアメリカザリガニが認められた(池田1966)。宮城県で5月に採集されたカルガモ58羽の胃内容物では、稲籾、イヌタデ、サナエタデ、イヌビエ、スゲ属、スズメノヒエ等の種子が高い頻度で検出され、昆虫や貝も頻度は高くないが検出された。9月の採集個体126羽では稲籾の検出頻度が5月より高く、その他の植物質としてはイヌビエ、タデ科、ミクリ、スゲ属等の種子の頻度が高かった(内藤1977)。
長野県下の湖沼・河川で採集された越冬期のマガモの食物は、同地域・同時期のカルガモと類似していた(羽田1962)。琵琶湖周辺で採集された越冬期のマガモの食物は、稲籾が大部分を占め、雑草種子や昆虫類も含まれていた(池田1952, 1956)。 長野県下の湖沼・河川で採集された越冬期のコガモの食物は、湿性草本の種子が主で、稲籾は認められなかった(羽田1962)。いっぽう琵琶湖周辺で採集された越冬期のコガモの食物は、稲籾が大部分を占め、雑草種子、昆虫、貝類も含まれていた(池田1952, 1956)。 諏訪湖で採集された越冬期のヒドリガモの食物は、沈水植物の葉や芽が主で、稲籾と動物質はごくわずかであった(羽田1962)。 |
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| ❖ 2 被害の特徴 | |
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(1)水稲湛水直播 カルガモによる加害は播種直後から発生し(鈴木ら 1998)、播種後1ヶ月以上、5葉期頃まで種籾や幼苗の籾部を食害する。踏みつけによって種籾が地中深く埋め込まれることによる出芽阻害も播種量の20%程度あった(高城1995)。川や池からおよそ1.5km以上離れた場所では被害はあまり起こらない(鈴木ら1998)。河川におけるカルガモ生息密度が高い地域では被害程度が大きかった(鈴木ら1998)。 (2)水稲移植期・登熟期 移植期の被害は、水田の排水路側に多く、排水路側のほうが水深が1〜2cm深いことが影響している可能性がある(石崎 1991)。 登熟期におこるカルガモの加害は、乳熟期には起こらず、糊熟期になると一部に食害が始まり、黄熟期に急増する(石崎 1991)。被害は畦沿いの最外列株に限られ(石崎 1991)、多発地帯においても減収率は通常0.1%以下と推定される(城所 1984)。登熟が隣接水田より進んでいる水田は食害を受けやすい(城所 1984)。 (3)冬季 ヒドリガモによる麦類の若葉の食害が各地で知られている(中村・Lane 1998)。埼玉県三郷市の小麦畑では、食害による減収は83%に達すると推定された(Lane and Nakamura 1996; 中村・Lane 1998)。 野菜では、埼玉県川越市で冬のキャベツのカルガモ害が知られている(Lane and Higuchi 1998)。レンコンでは、カルガモによる食害が指摘されているが、詳しい調査はない(Lane, Azuma and Higuchi 1998)。 |
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| ❖ 3 防除策 | |
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(1)耕種的手法 水稲湛水直播においては、播種深度の確保、出芽揃いまでの落水管理、その後の浅水管理の組み合わせにより、無被害水田の5〜10%程度の減収まで被害を軽減した(高城 2000)。 鳥害を想定して播種量を減らして収量への影響を調べたところ、潤土直播栽培では苗立ち数が㎡あたり20本以上確保されると大きな減収とはならない(大矢ら 1998)。ただし鳥害には1枚の水田の中でも大きく偏りがある場合が多いことには注意が必要である。 移植期の水稲では、1cmの浅水管理で効果がみられた(石崎 1991)。 登熟期の水稲では、畦畔の雑草が伸びている水田で被害が少なく、30cm以上では全く食害は見られなかった(石崎 1991)。杭を打って縄を張り、稲穂を畦畔から30〜40cm離してもほとんど被害をなくすことができた(石崎 1991)。 (2)追い払い機器等 ヒドリガモによる冬季のムギ葉被害では、3mの長さの黒色マルチ用シートを2mの支柱につるしたのぼりを50本/haで設置した区の収量は、食害を受けない囲いの中と有意差がなかったのに対し、無防除区では有意に収量が少なかった(Lane and Nakamura 1996; 中村・Lane 1998)。 カルガモによる冬季のキャベツ被害では、テグス(約30cmの高さで2m以上の間隔)や各種のぼり等を設置しても激しい食害を受けた(Lane and Higuchi 1998)。 移植期の水稲では、排水路側の畦畔沿いに立てた高さ1.7mのネットあるいは水田周囲に張った防雀テープは、かなりの効果がみられたが、登熟期には効果がなかった(石崎 1991)。移植期の水稲において、かかしは効果がなく、アバラーム、爆音器、フラッシュナルコ、防雀テープは設置水田のみにおいては効果が認められ、ラゾーミサイルは周辺水田への飛来も見られなくなった(城所 1984)。 登熟期の水稲において、ラゾーミサイルは効果があったが、アバラーム、爆音器、フラッシュナルコ、フラッシュタコは効果がないか不十分であった(城所 1984)。 水稲湛水直播において、電磁ケーブルの設置は効果がなかった(鈴木ら 1998)。忌避音声機器、防鳥モデル、回転式レーザー光線、鳥除磁石、蛍光テグス(田面上40cmに1.2m間隔)、各種のぼり等には効果がなく、センサー付爆音機は62a圃場に鳥センサー2個での使用で被害が減った(高城1995, 2000)。 (3)薬剤など 水稲湛水直播において、モミガラ炭、粉炭、木酢液、アントラニル酸メチルの散布はいずれも効果がなかった(鈴木ら 1998)。バイジット乳剤、カプサイシンの種籾処理は効果がなく、タンニンとアントラニル酸メチルは若干の効果が見られたが持続性が短かった(高城1995, 2000)。 |
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| ❖ 4 文献リスト | |
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本文に引用したもの以外の文献・資料も含んでいます。
この資料を元にした総説・文献リストの発表や無断転載は、堅く禁じます。 浅間 茂・山城 隆 (1987) ガンカモ類とCOD値との関係.Strix 6:96-102. 荒井 敢太・佐藤 亨・後藤 信男 (1983) 飼育条件下におけるカルガモAnas poecilorhyncha zonorhyncha Swinhoeの成長.日本家禽学会誌 20:253-258. 独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター総合研究部総合研究第1チーム (2001) みんなで考えよう!水稲直播の鳥害回避策—まいた種籾を鳥に食べられないために—. 福田 道雄 (1975) 不忍池に飛来する鴨類に関する調査.I.1973年度冬期間の飛来状況について.鳥 24:29-44. 福田 道雄 (1977) 不忍池に飛来する鴨類に関する調査.II.1974年度−1976年度冬期間の飛来状況.鳥 26:105-114. 羽田 健三 (1952) 湖沼の生産量を指標する雁鴨科鳥類の棲み分けについて(予報).陸水学雑誌 16:96-105. 羽田 健三 (1954) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生態・Kineto-adaptation並びにAllometryに関する研究 I 湖沼標式を指標する群集としての棲み分けについて(その一).信州大学教育学部研究論集 4:139-158. 羽田 健三 (1955) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生態・Kineto-adaptation並びにAllometryに関する研究 II 雁鴨科鳥類集団の社会生態学的研究−すみわけ構造の解析を中心として−.信州大学教育学部研究論集 5:39-70. 羽田 健三 (1956) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生活形に関する研究 I みずかき膜について.信州大学教育学部研究論集 7:185-201. 羽田 健三 (1956) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生活形に関する研究 II 翼面積.動物学雑誌 66:453-456. 羽田 健三 (1957) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 I 青木湖.信州大学教育学部紀要 7:107-124. 羽田 健三 (1958) 西南日本湖沼群に棲息する雁鴨科鳥類集団に於ける群集生態学的研究.信州大学教育学部研究論集 9:185-197. 羽田 健三 (1959) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 III 野尻湖.信州大学教育学部紀要 8:105-114. 羽田 健三 (1959) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 IV 諏訪湖.信州大学教育学部研究論集(自然科学) 10:83-95. 羽田 健三 (1960) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 II 木崎湖.信州大学教育学部紀要 9:65-80. 羽田 健三 (1960) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 V 六義園.信州大学教育学部研究論集 9:175-183. 羽田 健三 (1961) Studies of the group formation of the geese and ducks living in the inland waters. 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