就職してから大きな農機の操作もできるようになったそう
種苗管理センター 北海道中央農場 後志分場
志賀 敏秀 調査員
なぜ農研機構へ?
大学院修士課程では、イネの葉の形がどのように作られているのかを研究していました。就職活動の際には、日本の農業のために役に立てること、また、農学を活かすことができる仕事をしたいと考えていました。就職先をいろいろ探す中で見つけたのが、農研機構種苗管理センターでした。採用が決まった時は、やりがいのある仕事をすることとなり、身がとても引き締まる思いでした。
仕事の内容
ジャガイモは種イモにより増殖されるため、病気が種イモ生産ほ場に伝染しないように、種苗管理センターで健全無病な種イモを生産しています。出荷する際に、一定数のイモを抽出し、冬の間にそのイモを温室内に植えて、病気にかかっていないかどうかなどを検査します。実際に、畑に植えている状態で、病気にかかっている株などがあれば、株を抜き取って処分する仕事も行っています。
職場
職員と契約職員の方も合わせて20人程度です。小規模ですが、そのぶん職場内の風通しはよく、同僚の方にもいろいろ相談に乗っていただくなど良好な関係を築けています。
魅力
私の所属する種苗管理センターでは、種苗に関する業務を総合的に担い、日本の農業に貢献しています。農研機構は、日本の農業発展のために重要な役割を果たしていると実感しています。
農研機構の良いところ
全国各地に拠点があって、様々な業務を経験できるのも良いところです。種苗管理センターだけでも、つくばの本所、北海道に4カ所、青森県、群馬県、長野県、岡山県、長崎県、鹿児島県、沖縄県と北は北海道から南は沖縄まで、いろいろな環境で仕事をする可能性があります。
多様な職員の方々がいて、農業、食料、環境に関する研究開発から、成果の社会還元に貢献しているのはすごいと思っています。
同僚の関口桃乃 調査員(左)、青木勝法 職員(右)
職場の皆さんと
出荷前の種イモを詰めたコンテナの前で
種イモの袋詰めと選別
沖縄に来てからカマも上手に扱えるように
種苗管理センター 沖縄農場 業務部
馬渕 琴音 調査員
なぜ農研機構へ?
大学で種の発芽や種に関する研究をしていた時に、実験に関することをつくばの種苗管理センターへ聞きに行ったんです。あれこれ聞いているうちに、種苗管理センターの仕事に興味を持ったのと、職場が和やかな感じで落ち着いていて、職員も親切に何でも教えてくれて雰囲気がとても良かったし、勉強したことも活かせるかなと思ったので採用試験を受けました。
仕事の内容
健全無病な状態のさとうきびの元だねを作っています。沖縄の主要な農産物なのでやりがいがあります。元だねを使って農家の人達がさとうきびを栽培し、砂糖の原料となるので、大事にしないといけないと思っています。
職場
さとうきびについて何もわからず沖縄にきたので、一から教えてもらいました。2年携わってきて少しはわかるようになりましたが、ちょっとした違いで品種を見分けるのはまだまだです。今年、後輩が3名入ってきたので、質問された時に上手に答えられるように、もっと勉強していきたいなと思っています。先輩の方々はベテランが多いので何でも教えてもらえます。教えてもらった様々な知識や経験を活かし、先輩方に少しでも追いつけるようがんばりたいです。
沖縄にきて
初めての一人暮らしで、家族も頻繁には来られないこともあって職場の人がいろんなことを気にかけてくれます。とてもありがたいです。
農研機構について
実験室でピペットを扱うラボ作業から、トラクターに乗って行うほ場作業まで、いろんな仕事ができるのが魅力だと思います。沖縄農場だと、苗を出荷するために職員総出でさとうきびを収穫するのですが、皆で協力して大きな作業に取り組む一体感はとても魅力がありますよ。種苗管理センターは、今後の農業の発展に貢献できる場所ですし、北海道から沖縄まで全国各地にあるので、各地域の文化も楽しみながら仕事ができるのがいいところだと思います。
清原昭宏 業務部 部長
職場の皆さんと
網室
倒伏防止にヒモ張りをする
農研機構で働く令和4年度新規採用職員の生の声「私たちの職場自慢」や、「ダイバーシティ推進」のための取り組み、おすすめのウェブページなど、農研機構ダイバーシティ推進キャラクターの「なろりん」がご案内します。