農研機構

NARO TOPICS

農研機構発のイチゴ「恋みのり」が人気料理番組とコラボ(~2022年3月まで)

NHKエデュケーショナルのWebサイト「みんなのきょうの料理」で、農研機構育成のイチゴ「恋みのり」のスイーツレシピが紹介されています。「恋みのり」の旬は過ぎてしまいましたが、イチゴが手に入ったときに備えてチェックしてみては。育成者・遠藤みのり研究員による開発秘話、三遊亭楽磨呂師匠の「いちご落語」も必見です。

動画で見る「食品流通研究」

農産物・食品が生産されて消費者に届くまでの"フードチェーン"という一連の流れの中で、「食品流通」は重要なステップです。流通過程での農産物・食品の品質維持は廃棄される割合を減らすことになり、食品ロス削減や輸送コストの低減につながります。
動画では、農研機構が進める研究について研究者自ら紹介します。

3次元振動試験機を用いた農産物の輸送シミュレーション
-トラック輸送中の振動再現事例-

トラックなどで輸送される農産物は、温度や湿度の影響に加え、荷台の振動や衝撃を受け品質が低下することがあります。振動を含む輸送環境を再現する3次元振動試験機を用い、輸送中の農産物の損傷を低減できる梱包資材の評価や積載方法の提案等を行っています。

農産物・食品のより良い輸送・運搬方法をめざして
-新しい包装方法の研究開発-

ブドウは、輸送中の落下衝撃などで実が房から外れる「脱粒」がおこりやすく、商品価値が下がってしまいます。脱粒を防ぐために包装材、緩衝材が使われていますが、新しく開発した包装方法では、従来のものより脱粒を大幅に抑えることができます。

イベント

今年はオンラインでの開催となった、農研機構の「一般公開」。普段はなかなか見ることのできない研究施設等の内部を紹介するレポート映像や、研究成果をわかりやすく解説するセミナー動画など、オンラインならではのワクワクが満載のイベントとなりました。

【農研機構つくば地区】春の一般公開 (4月12日-5月31日)

テレビなどで話題の中学生野菜ソムリエプロの緒方(おがた)(みなと)くんが、「農研機構ってスゴイ!」をテーマに、遺伝資源の保護と研究を担う「ジーンバンク」と、次世代型施設園芸の実証施設「植物工場」を紹介するレポート動画が注目を集めました。また、「食と農の科学館」をオンラインで見学する「特別講座」の他、研究成果をわかりやすく解説した「旬なセミナー」など、充実したコンテンツが好評でした。

【九州沖縄農業研究センター(九沖研)】オンライン一般公開 (3月30日-5月31日)

注目は、その場にいるかのような気分を味わえる動画『バーチャルラボツアー』。植物工場(久留米研究拠点)での研究や、乾草ロールを運ぶ職員の目線で給餌作業を仮想体験できる動画など、九沖研を満喫できる動画3本を公開しました。他、子どもたちの疑問に研究者が答えるコーナーや九沖研の育成品種を使ったレシピ、反響の大きかった研究成果動画の紹介など、盛りだくさんの内容で行われました。

プレスリリース
ブドウ「果実」のDNA品種識別技術を確立

農研機構は、シャインマスカットを含むブドウ24品種の「果実」を対象にしたDNA分析による品種識別技術を確立しました。この技術により、ブドウ果実の同定が可能になり、国内及び海外からの侵害疑義果実の検査・同定、優良品種の品種名の偽装表示など育成者権侵害に対する抑止力としての効果が期待されます。また、本技術を利用して、農研機構種苗管理センターが従来実施しているブドウ" 葉" における「品種類似性試験(DNA分析)」の対象に、新たにブドウ"果実"が加わりました。

プレスリリース
トマト用接ぎ木装置を開発

トマトの栽培において、土壌病害対策やトマトの樹勢の強化のため、接ぎ木苗の需要が増えています。しかし、接ぎ木作業は主に熟練者による手作業で行われていて、増産は困難な状況となることが予想されます。そこで農研機構では、低コストな樹脂製テープを用いた新たな接ぎ木の接合方法と、それを活かした自動接ぎ木メカニズムを開発。企業との共同研究により、トマト用接ぎ木装置を開発しました。

※2種類の異なる特徴を持つ植物(穂木と台木)を組み合わせて1本の苗を作る技術

トマト用接ぎ木装置による接ぎ木苗生産の様子

農研戯画

1
不定期連載 「農研戯画 みんな活かしてる」
2
うさぎ「なんでここに蜂なの?味わう?育てる?」
3
うさぎ「カエル広報委員、どうしてなの?」 カエル「蜂も大切な家畜なんだよ」
4
カエル「飼育はとっても大変だけどねぇ」 うさぎ「お察しします」