開発評価試験対象機種 作物生育情報測定装置 穀物収穫情報測定装置 土壌サンプル粉砕篩分装置
セルトレイ苗挿し木装置 傾斜地果樹用多目的モノレール 搾乳ユニット自動搬送装置
平成15年度
細断型ロールベール

傾斜地果樹用多目的モノレール(支線式)
−急傾斜地果樹園での防除・運搬も楽々―

 



特徴
 急傾斜のみかん園等に架設した上下方向の本線軌条に、等高線方向に設置した支線軌条を組み合わせて、防除、運搬、施肥などを楽々作業するモノレール

機械の概要
  1. 本線軌条を,本線けん引車と乗移り台車が走行する。乗移り台車は、支線けん引車等を載せて、支線軌条間及び本線軌条末端までの移動を行う。

  2. 支線軌条で電動式支線けん引車が薬液散布車、荷物台車等をけん引して作業を行う。

  3. 薬剤は、本線軌条末端のタンクから動噴で、ホースを介して薬剤散布車に供給する。

  4. 収穫物の運搬は、荷物台車が支線軌条から乗移り台車まで運ぶ事によって行う

  5. 支線けん引車や薬剤散布車は、ラジコンによる遠隔操作ができる。

  6. 薬剤散布の作業効率は23a/時、散布量は350L/10a。

メリット
  • ラジコンで園内の薬剤散布が可能。薬液量はスプリンクラの約半分
  • 収穫箱運搬、施肥作業、せん定枝処理や除草剤散布が楽に能率的にできる。

共同研究実施会社
(株)ニッカリ、(株)共立、有光工業(株)

 平成15年度の現地評価試験の成果等を踏まえ、平成17年度 に販売開始の予定。