農研機構

NARO TOPICS

ロゴマーク:食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT

「食から日本を考える。
ニッポンフードシフト」
農研機構×よしもと芸人の動画を配信中

「ニッポンフードシフト」では、動画「農林水産笑~笑いで食の未来を考える~」を配信中です。農研機構とよしもと芸人がコラボした第1弾は、M-1王者にも輝いた人気コンビ「銀シャリ」が登場。地球温暖化について農研機構で学ぶ前後編と、漫才編の3本立てです。銀シャリと研究者のゆかいな掛け合い&秀逸な漫才は必見! 第2弾以降にも、ご期待ください。

動画で見る
「農研機構 種苗管理センター」

新品種の保護と優良な種苗の流通を支える「種苗管理センター」の業務を動画でご紹介します。

新品種登録のための栽培試験

農研機構 種苗管理センターは、新品種登録に必要な「栽培試験」を行っています。「栽培試験」は、新しい品種とこれまでの品種を比較し、色や形、病気に強い等の特性の違いを明らかにするために行います。また、新品種を開発した育成者の権利に関する相談やアドバイス等も行う「品種保護Gメン」も登場します。

「じゃがいものたね」の重要性!!
原原種って知ってますか?

日本でつくられている「じゃがいも」のほとんどは、農研機構 種苗管理センターの元だね(原原種)からつくられます。じゃがいもはウイルス病やセンチュウなど病害虫の被害を受けやすい作物です。厳しい管理の下でつくられた原原種が、種いも生産、農家での栽培を経て食卓へと届くのです。

インフォメーション

令和3年度 若手農林水産研究者表彰受賞

農林水産業および関連産業に関する研究開発について優れた功績や、将来の技術革新に繋がる研究実績を挙げた若手研究者を表彰する「若手農林水産研究者表彰」。令和3年度は、農研機構から以下の3名の研究員が受賞し、その実績を称えられました。

  • 九州沖縄農業研究センター日高 功太 主任研究員
    「光合成の動態解明に基づくイチゴの精密環境調節技術の開発」
  • 野菜花き研究部門宮武 宏治 主任研究員
    「ナスのゲノム基盤情報の整備と有用な遺伝資源の育種への応用」
  • 農業機械研究部門 兼 農業ロボティクス研究センター山田 祐一 主任研究員
    「自動運転田植機と植付機構の電動化に関する研究」

左から受賞した日高功太氏、宮武宏治氏、山田祐一氏

令和3年度 気候変動アクション環境大臣表彰
開発・製品化部門(適応分野)大賞を受賞

農研機構が代表機関をつとめる<w天敵>コンソーシアムによる取り組み「気候変動による害虫増殖から果樹を守る<w天(ダブてん)>防除体系の開発」が、気候変動アクション環境大臣表彰で「開発・製品化部門(適応分野)」の大賞を受賞しました。気候変動による気温の上昇で果樹の重要害虫ハダニは急激に増殖し、農薬への抵抗性も発達しやすくなります。本取り組みでは、果樹の周辺に棲む"土着の天敵"と市販の"天敵製剤"のダブルの天敵を活用し、最小限の農薬散布でハダニの増殖を抑制する技術を確立。温暖化に適応した果樹生産と環境保全を両立した「持続可能な果樹栽培」を実現する技術として、高く評価されました。

(左から)植物防疫研究部門の外山晶敏上級研究員、岸本英成上級研究員、眞岡哲夫所長が、
コンソーシアムを代表して表彰式に参加しました

プレスリリース
害虫の飛行位置を予測し
レーザーによる害虫防除技術の開発へ

現在、害虫駆除には主に化学農薬が用いられますが、害虫が農薬への抵抗性を獲得するケースや、生態系への影響も問題となっています。そこで農研機構が着目したのは、化学農薬に代わる技術として、レーザーによって害虫を狙撃する方式です。しかし害虫をカメラ画像で検知してレーザーが狙撃するまでに約0.03秒のタイムラグがあり、移動する害虫に命中しないという問題がありました。今回、害虫のハスモンヨトウが不規則に飛ぶ様子を撮影し、得られた飛行パターンから飛行位置を3次元で予測するシステムを開発しました。この手法の応用により、2025年までに、予測した位置にレーザーを照射し害虫を駆除する技術の実用化を目指しています。

害虫をレーザーで照射し、防除に役立てる(イメージ)

農研戯画

1
不定期連載 「日本の果実は大人気」
2
うさぎ「箱の中のりんごが登録品種か一般品種か確認してください」、カエル研究員「どれどれ」
3
カエル「うむ、りんごの表面のこのなめらかな感触は...間違いない!」
4
カエル「登録品種だ!」 うさぎ「…。」

登録品種か一般品種かの確認方法は 特集1 ポイント 改正種苗法の<解説>を見てね!