熱中症の予防を!
H19年8月 中野 丹
7月16日に発生した新潟県中越沖地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに一刻も早い復旧をお祈りいたします。
連日さまざまな報道がなされていますが、私の目をひいたのは、医師が避難所にいるお年寄りに、水分を十分取るように注意して回る姿でした。これは先の新潟県中越地震の際にも多発したエコノミークラス症候群やこれから暑くなる時期に予測される熱中症に対する対策をしているとのことでした。
エコノミークラス症候群のような、地震に伴って発生する2次災害(間接災害)については、直接の被害でないため対策が遅れることがありますが、医師の対応は、これまでの地震の経験をもとに予防を考えた適切な行動だと思いました。
熱中症は気温が24゚Cを超える場合には注意(積極的に水分補給)を、また28゚Cを超える場合には警戒(積極的に休憩)を要すると言われています。
普段の農作業においても24゚Cを越える場合には、作業前に水分を摂取しておき、作業中も、のどの渇きを感じる前にこまめにスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給するよう心がけましょう。