農作業安全コラム

あおり運転

H31年1月 貝沼 秀夫

 新年明けましておめでとうございます。平成としては最後のお正月となりますが、いかがお過ごしでしょうか。気持ちも新たに一年をスタートしていらっしゃることと思います。

 さて、わたしどもの職場では、毎年年末に交通安全講習会が行われ、地元の警察の方にお越し頂き、交通事故防止に向けた講話をうかがっております。残念なことに、わたしどもの職場がある埼玉県は、交通死亡事故数が多く、ワーストランキングの常連県だそうです。そして、その講習会の中で、私の耳に残った言葉が「あおり運転」です。 あおり運転をきっかけにした事故をめぐる裁判もあり、社会的にも大きな注目を集めています。さすがに、農作業事故にあおり運転なんてと思いましたが、こんなことは無いでしょうか。「今日中にこの作業をしてしまわないと・・・」「雨が降る前に、終わらせないと・・・」などなど。天候や作物相手の農作業です。仕方の無いこともあるでしょう。 でも、あせりは禁物。自分で自分をあおってしまっては、どうしようもありません。そんなときこそ、プロ農家。今一度、自分の行動を振り返り、作業の段取りを見直して、安全な作業を心がけていただけるものと確信しています。

 平成から新たな時代に移っていきますが、引き続き本ホームページを通じて、農作業安全に向けた様々な情報を発信してまいります。本年が皆さま方にとって良い年になりますようお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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