刈払機の安全啓発
H26年10月 塚本 茂善
最近、刈払機の刈刃の安全性に関するお問い合わせや刈払機の安全啓発資料の作成への協力依頼などを受けることが何度かありました。刈払機は手軽に使用できる機械ですが、正しく使用しないと重大な事故につながりかねません。正しい使い方を理解することが大変重要です。
刈払機の安全啓発については、農作業者向けには、従来から私たちも農作業安全情報センター等を通じて行ってきているところですが、昨年、一般国民向けに独立行政法人国民生活センターからも「刈払機(草刈機)の使い方に注意-指の切断や目に障害を負う事故も-」が報道発表されました。本発表はPIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)や医療機関ネットワークに寄せられた情報を元に、事故の未然防止を図るために、具体的な事故事例を再現し、刈払機の使用上の注意(保護具の必要性、キックバックなど機械特有の事例、誤った使い方による事例など)について、消費者に情報提供するものです。刈払機の事故の広がりと深刻さがうかがえますが、詳しい内容については、国民生活センターのホームページ1をご覧下さい。
刈払機の安全装備に関しては、国民生活センターの報告の中でも飛散物防護カバーの重要性やキックバックの危険性などが示されていますが、農作業安全情報センターの「農業機械の安全装備いろいろ」のコーナーでも詳しく紹介しているので、是非参考にしてみてください。
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その後に国民生活センターから公表された関連発表はこちら。