東京ビッグサイトにて開催された「アグリビジネス創出フェア2017」においてSIP次世代農林水産業創造技術の研究成果を紹介しました。この催しは、農林水産・食品分野の優れた技術シーズを有する全国の研究者とその技術を利用する農林漁業者や食品企業等の関係者が一堂に会し、相互の連携を図りビジネスチャンスを醸成する場として毎年開催されています。
現在、SIP次世代農林水産業創造技術では、農業のスマート化を実現する革新的な生産システムの開発、画期的な商品の提供を実現する新たな育種・植物保護技術の開発および新たな機能の開拓による未来需要創造技術に取り組んでいます。
開催日時
2017年10月4日(水曜日)~6日(金曜日) 10時00分~17時00分
会場
東京ビッグサイト 東7ホール (東京都江東区有明3-11-1)
参加人数
約3万8千人
主催
農林水産省
内容
1.セミナー
- SIP「次世代農林水産業創造技術」の紹介
(プログラムディレクター;北海道大学 野口 伸) - 超省力・高生産を実現する農作業の自動化(生産システム)
(農研機構革新工学研究センター 玉城勝彦) - 田んぼの水管理をICTでらくらく、かしこく遠隔・自動制御(生産システム)
(農研機構農村工学部門 若杉晃介) - 作業・環境診断情報の先進リモートセンシングおよび高利用技術(生産システム)
(農研機構農業環境センター 井上吉雄) - 気象情報をもっと身近に、栽培管理支援情報をもっと手軽に(生産システム)
(農研機構農業環境センター 中川博視) - 農業生産データ連携仕様の開発および実装支援 (生産システム)
(農研機構革新工学センター 吉田智一) - 収量や成分を自在にコントロールできる太陽光型植物工場(植物工場)
(農研機構野菜花き部門 今西俊介) - ジャガイモそうか病防除のための新規栽培体系の開発(植物保護)
(鹿児島県農業開発総合センター 森 清文) - 地域のリグニン資源が先導するバイオマス利用システムの技術革新(リグニン)
(森林研究・整備機構 山田竜彦)
2.ポスター発表
生産システム、植物工場、植物保護、機能性、育種、リグニンの計6つのグループが各々ポスター発表を行い、参加者との間で質疑応答、意見交換を行いました。
ポスター発表では、SIP次世代農林水産業創造技術で取組んでいる研究の目的と成果概要をコンソーシアムごとに説明したところ、開発技術の特徴と適用範囲、開発した機械・資材の市販化と価格設定、成果の受け受け渡し先など研究成果の社会実装に向けた動きについて数多くの質問・コメントが寄せられました。
シンポジウムの様子
![]() セミナー(野口PD) |
![]() セミナー受講者の様子 |
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![]() ポスター発表 |