生物系特定産業技術研究支援センター
(お知らせ)令和6年度生研支援センター調査報告書(研究開発構想)「農林水産分野のカーボンニュートラルに向けたネガティブエミッション技術の研究開発」を作成しました。
掲載日 : 2025年4月25日
生研支援センターでは、毎年度、農林水産・食品分野における国内外の研究開発の動向について情報収集・分析した上で、今後必要と考えられる研究開発の方向性を示す報告書(研究開発構想)を作成しています。
令和6年度は、「農林水産分野のカーボンニュートラルに向けたネガティブエミッション技術の研究開発」に関する報告書を作成しました。
我が国は、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。カーボンニュートラルの実現に向けては、温室効果ガス(GHG)の大幅な排出削減が求められる一方、排出を完全にゼロに抑えることは現実的には難しいことから、大気中のGHGを回収・吸収し、貯留・固定化するネガティブエミッションが不可欠です。
農林水産業は、生産過程における農地や森林、海洋の保全管理を通じて、GHGの巨大な吸収源となることが期待される重要な産業です。
農林水産分野のネガティブエミッション技術に関する研究開発が進み、農林漁業者等への導入・普及が拡大することによって、さらにGHGの削減が進み、カーボンニュートラルへの貢献につながります。
本報告書では、土壌炭素貯留、バイオ炭、森林の循環利用、海藻・海草、海洋肥沃化及び海洋アルカリ化に関する技術について、研究開発の動向、さらなる研究開発や技術の導入・普及に向けた課題、今後必要と考えられる研究開発の方向性を示しています。
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