プレスリリース
(お知らせ)サクラ・モモ・ウメに脅威、外来カミキリムシの防除法開発

情報公開日:2023年7月31日 (月曜日)

ポイント

  • 森林総合研究所を代表とする研究グループがクビアカツヤカミキリの防除マニュアルを作成しました。
  • サクラ・モモ・ウメといったバラ科の樹木を枯らす外来の昆虫を、どう見つけ、どんな対応をすれば被害を抑えられるのかの道筋を示しました。

概要

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新事業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取り組みを実施しています。

今回、紹介するのは、サクラ・モモ・ウメに脅威となる外来カミキリムシの防除法を開発した成果です。

クビアカツヤカミキリはサクラ、モモ、ウメといったバラ科の樹木を加害する外来の昆虫です。幼虫が樹皮下を食い荒らし、ひどい場合は枯死させてしまいます。森林総合研究所を代表機関とする11機関による研究グループが、2018年から4年がかりで日本では不明だったクビアカツヤカミキリの生態・生活サイクルや有効な薬剤を明らかにし、いつどのような対応をすれば被害を抑えられるのかを防除マニュアルとしてまとめました。

また、複数の被害地域間で情報を共有化するリアルタイムオンラインマッピングシステムも研究グループで開発しました。

春のサクラの景観やモモ、ウメなどの果樹を守るため、地域一体での取り組みを呼び掛けています。

詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/159186.html

これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全49話掲載)。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html