生物系特定産業技術研究支援センター

ムーンショット型農林水産研究開発事業

農研機構は、IoTとセンサ技術などを活用し、屋内環境下で植物の栽培管理や画像および環境情報の取得を自動で行える栽培計測プラットフォーム【iPUPIL】を構築しました。

掲載日 : 2022年11月7日(月曜日)

10月6日、農研機構は、IoTとセンサ技術などを活用し、季節を問わず、屋内の人工気象室で任意の気象・環境条件を再現し、収穫までの作物生育の様子を、室内の天井に設置した可動式のカメラ制御システムにより、無人で観察できる栽培計測プラットフォーム【iPUPIL】(※) を構築し、2件のプレス発表を行いました。
(※) iPUPIL(あいぴゅーぴる : IoT-based Platform of Unmanned Phenotyping with Imitated Land condition)

本件は、ムーンショット目標5のプロジェクト「サイバーフィジカルシステムを利用した作物強靭化による食料リスクゼロの実現」(プロジェクトマネージャー:藤原 徹 東京大学教授)の研究成果です。

詳細については、農研機構のウェブサイトをご覧ください。
「植物の隠れた能力を見える化できる栽培計測プラットフォームの構築 - 多様な気候条件下での未利用遺伝子発掘により、新しい作物開発が可能に -」
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nics/154950.html

「植物体表面温度の3次元計測技術を開発 - 従来できなかった植物全体の温度状況把握が可能に -」
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/rcar/154741.html