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第12回農業気象研究会「気象情報とICTを活用した栽培管理支援技術の展開」の開催

情報公開日:2019年2月 1日 (金曜日)

情報更新日:2019年3月27日 (水曜日)
第12回農業気象研究会

気象情報とICTを活用した栽培管理支援技術の展開

開催趣旨

農業生産は一般的に、多様な気候と常に変化する気象のもとで営まれています。一方で、近年のICT技術の発達により、生産者が容易に情報機器を使いこなす時代になっており、スマート農業やデータ駆動型農業の核として、気象情報とそれを利用した栽培管理支援情報に対する要望が高まっています。

農研機構では、気象情報にもとづく様々な栽培管理支援情報を生産者に届ける 「栽培管理支援システム」の開発 に取り組んでおり、近日中に同システムが公開される予定です。そこで、本研究会では、システムの基礎となるメッシュ農業気象データや栽培管理支援情報、並びに種々の情報コンテンツを搭載した栽培管理支援システムについて紹介するとともに、今後のシステムの普及とさらなる改良の方策について皆さまと検討します。

気象情報の農業利用や栽培管理への活用にご関心のある多くの皆さまのご参加を歓迎いたします。


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開催日時

平成31年3月13日(水曜日) 10時00分 (9時15分開場) ~ 16時30分

開催場所

TKPガーデンシティ浜松町(東京都港区海岸1-11-2 ホテルアジュール竹芝 14階天平) [アクセス]

主催

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (農研機構) 農業環境変動研究センター

後援

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」生産システムコンソーシアム、
気象ビジネス推進コンソーシアム、日本農業気象学会

プログラム (講演要旨集[PDF](379KB))

開会の挨拶 (10:00~10:10)
第1部 栽培管理支援システムの概要 (10:10~10:40)
栽培管理支援システムの紹介 中川博視 (農研機構 農業環境変動研究センター)
Web-APIサービスと農業データ連携基盤の紹介 岡田周平 (株式会社ビジョンテック)
第2部 栽培管理支援システムの利用方法と情報コンテンツの紹介 (10:40~12:00)
栽培管理支援システムの利用方法 大野宏之 (農研機構 農業情報研究センター)
水稲、小麦、大豆の発育予測情報 黒瀬義孝 (農研機構 西日本農業研究センター)
水稲の高温障害対策コンテンツ 中野 洋 (農研機構 九州沖縄農業研究センター)
水稲の冷害リスクと追肥可否判定コンテンツ 濱嵜孝弘 (農研機構 北海道農業研究センター)
稲こうじ病と紋枯病の発生予測とリスクマップ 芦澤武人 (農研機構 中央農業研究センター)
あきだわら栽培管理支援コンテンツ 吉田ひろえ (農研機構 農業環境変動研究センター)
大豆の潅水支援コンテンツ 高橋智紀 (農研機構 東北農業研究センター)
高温・低温・フェーンの早期警戒情報 柴田昇平 (農研機構 九州沖縄農業研究センター )
< 休憩 >
第3部 ポスターセッション (13:00~14:00)
会場およびフロアーにおいて、各コンテンツの紹介とデモンストレーションを行います。
第4部 気象情報を利用した新たな栽培管理支援技術の展開 (14:00~15:30)
メッシュ農業気象データの概要 佐々木華織 (農研機構 農業環境変動研究センター)
水田のスマート水管理ソフトの開発 丸山篤志 (農研機構 農業環境変動研究センター)
露地野菜の出荷予測システムの開発 菅原幸治 (農研機構 農業技術革新工学研究センター)
露地作物の害虫発生予測技術の開発 西野 実 (三重県 農業研究所)
牧草播種晩限日計算プログラム 井上 聡 (農研機構 北海道農業研究センター)
飼料用とうもろこし収穫適期予測システム 牧野 司 (北海道立総合研究機構)
総合討論 (15:30~16:30)
閉会

参加対象

農業生産者、気象情報の農業利用や栽培管理への活用に興味をお持ちの方や、研究や実務で携わっている方、作物の発育情報や病虫害の予測情報などを利用した営農ソリューションの開発を検討されている企業の方など。

参加費

無料

参加登録

参加登録数が定員(230名)に達したため、参加受付を終了しました。

講演要旨集[PDF](379KB) を公開しました (2019年3月27日)。

お問い合わせ先 (開催事務局)

〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
農研機構 農業環境変動研究センター 気候変動対応研究領域内
農業気象研究会事務局
電話: 029-838-8180 (企画連携室)
電子メール: AgrometWorkshop@ml.affrc.go.jp